シルクロードの終着駅である日本において、表玄関であった博多湾。7世紀後半から11世紀まで約400年の間にわたって、古代日本の外交や貿易の最前線で活躍する人々を迎える迎賓館のような役割を担った鴻臚館が発見されて100年。ここを通じてもたらされた唐物は、人々の憧れでもあり、日本文化の形成に大きな影響を及ぼしていた。
今回の展覧会では、1987年に平和台球場(福岡市中央区)外野席改修の際に遺構の残存が発見され、その翌年からはじまった発掘調査の成果と、ここを行き交った人々と唐物に関する歴史資料を一挙公開。国宝や重要文化財に指定される貴重な工芸品や経典・書籍の数々が千年以上の時を超え、ありし日の鴻臚館を物語る。
• 9月7日(木)〜10月22日(日)
• 9:30〜17:30(最終入館17:00)
• 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
• 一般¥1,200、高大生¥800、中学生以下無料/外国籍割引(要ID):一般¥1,000、高大生¥600、中学生以下無料
• 福岡市博物館
• 福岡市早良区百道浜3-1-1
• http://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/tokubetsu2.html