Sinnocular 九州を席巻する外人ロック

ころは福岡のライブハウス、いつもと変わらぬ夜に思えたが…何だかいつもより外国人の客が多くない?ステージ上のバンドに目をやると、なんとメンバーは全員外人だ!そう、彼らの名はSinnocular。熊本を拠点に、一年以上にわたって九州全土で演奏を披露してきた。そして、彼らのオルタナティブ・ロックは、日本と海外の両方で話題になりつつある。

まずは、本当にメンバーが外人なのか確認しよう。ドラマーでプロデューサーのエドウィン・ヒューツは、オランダ出身。フロントマンのアンソニー・コロナドは、アメリカはテキサス、サン・アントニオ生まれ。ベーシストのバシスト・ランダー・シムズは、アメリカのモンタナ出身。4人目は、7弦ギターを操るニューヨーカー、ウォルター・スカボロウだ。

結成以来、バンドは、地道に活動を重ねてきた。そして、今までのところ、彼らの努力は十分に実を結んでいる。EPを発売し、その後すぐにフルアルバムに取りかかり、定期的にギグをこなす一方で、オンラインで曲を配信する契約を結び、日本やアメリカ、ヨーロッパのラジオで彼らの曲は流れている。たった1年の成果としては悪くない。

彼らの文化的、そして音楽的な多様性は、ほかのバンドにはない、はっきりとした魅力を与えている。「僕らのレーベルのオーナーが言ってたけど、みんなが僕らのことを好きなのは、バンドの音がオランダ人ぽいわけでもないし、アメリカ人ぽいわけでもないからだって。僕らのサウンドは、カテゴリー分けできるものじゃないんだ。つまりほかの誰にも出せない音だから支持されてるわけさ。」彼の自分たちのサウンドに対する評価は、決して間違っていない。デビューEPで彼らは大きく進化を遂げた。ポストパンクな音づくりの曲から、豪快なスタジアムロック調の曲まで、バラエティ豊かな楽曲が並ぶ。大切なことは、折衷主義に見えながらも、彼らが独自のサウンドを構築し、EP一枚を通してならし続けていることだ。

さまざまな経験を乗り越えて、バンドはその集大成となるレコーディングを行った。バンド名を冠したEPは、iTunesで発売中だ。現在は、デビューフルアルバムのための最終セッションに取り組んでいる最中である。アルバムは早春にその全貌を表すだろう。

バンドは本当に日本で成功をつかめるのだろうか?こう尋ねると、ウォルターは、身体をまっすぐにし、静かな自信と決意を感じさせる声で答えた。「実際のところ、日本で外人バンドが活動するのは難しいと思うよ。前人未到の地を歩くわけだからね。誰も挑戦しようとはしない。でも僕らはやるんだ。本当にツラい時もあるし、『もうこれで終わりか?』なんて思うこともある。でもそれを乗り越え、常に前に進み続けるのさ。ここまでたどり着いた道を思い起こすとすごく達成感を感じるし、未来に何が待っているかって考えると、本当にワクワクするよ。」

Sinnocular 公式サイト

ライブ日程やバンドの活動情報は、Webでチェックwww.sinnocular.com

Sinnocular’s New Song – Exclusive!

 Sinnocular’s New Song “Cliche Love Song” – hear it now exclusively here

Sinnocular Trailer Spring 2011

Fukuoka Now Cover Shoot

Anthony of Sinnocular – Interview

Edwin of Sinnocular – Interview

Lander of Sinnocular – Interview

Walter of Sinnocular – Interview

Text by Hugh McCafferty

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn146, Feb. 2011)

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