ビストロバー・クレセント
本場モロッコの味を求めて周船寺へ
天神から筑前前原行きの地下鉄(姪浜からはJR筑肥線)に乗り、新しくできた九大学研都市駅の次が周船寺駅。ここから歩いて1分のところに、本場モロッコ料理のお店がある。実は今、モロッコ料理はひそかなブームになっているのをご存知だろうか。有名な“クスクス”をはじめ、円錐型の蓋のついた土鍋で鶏肉や羊肉を蒸し煮にした“タジン”、モロッコのスパイシーなスープ“ハリラ”、モロッコワインや“マヘヤ”といわれるイチジクのお酒まで、ここでは様々なモロッコの味を堪能することができる。味の特徴はやはりスパイス。サフラン、パプリカ、クミンなどが使われているため、口にした時はもちろん、調理中からすでに、空腹神経を刺激するいい香りがたまらない。特に、お肉とスパイスの相性といったら…もうこれ以上説明は不要だろう。シェフのフォアッドさんは、日本人の奥様との結婚を機に来日。その中でもお友達がたくさんいるこの地に店を構えることにしたんだとか。実のところ、メニューに載っていない予約必須の裏メニューも多いため「できるだけお客さんの要望に応えたいから、是非前もって予約して」というフォアッドさん。優しい人柄と本場の味を求めて、また散歩がてら来たいなと思わせてくれる店だ。
ビストロバー・クレセント
西区周船寺2-1-25
092-807-8860
ランチ11:30~15:00/ディナー17:00~23:00
日曜定休
ビーフと野菜のクスクス(1P)1,500円、チキンと野菜のタジン(1P)1,200円、シシカバブ800円、モロッココース(チキンタジン、サラダ、スープ、デザート、モロッコティー)2,500円、マヘヤ700円
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn101, May 2007)