腰に銃を携えてマントを羽織り、ウェスタンブーツで音を立てながら颯爽と歩いてきた彼はふと立ち止まり、帽子のつばを上げて額の汗を拭った。湿気の多い九州の真夏に到着した今回の主人公である『先生』は、故郷ニューメキシコの乾いた気候の方がまだマシだと感じていた。
彼、こと「先生」はラテンアメリカからアジアへと世界中を巡り、終の職処を探していた。いくつかの国で試行錯誤を繰り返した後、遂に、日が昇る国「日本」でのALT (Assistant Language Teacher 外国語指導助手)の職を見つけた。
ALTの古参教師たちは、社会保険付きの最低月給25万円、家具付きの住まいと対等な契約などのウマい話をするだろう。実際に以前ALTで 働いていたという人から話を聞きつけた、先駆者に倣って特権を掴み取りたいと企む人が数多くいたし、教師としての経験や教養などは関係がなかった。
後に、経歴を問わずに英語教師として採用していたことに気付いたALT派遣企業は、泥棒男爵のように自身への咎めは一切無いまま、教師たちへの労働条件を徐々に悪くしていった。契約は会社側が社会保険料の支払いをしないで済むように変え、条項には泥棒男爵側には一切の責任がないというものまで加えられた。銀行強盗犯がメ...
More...
僕が天下をとる日、っていうのは言い過ぎかもしれないけど、少なくともそんな気分を味わうためについ通ってしまうんだ。コンビニやレストランなどお客様サービスを提供する場に足を踏み入れた途端に響き渡る「いらっしゃいませ!」の声を聞くために...。そう、ここはお客様が神様の国、日本なんだ!
僕の出身国イギリスは、テレビでよく観るフーリガン騒動なんかから想定できるよう、外に向かって何かを発信するのが得意な外交的な性質に見えるかもしれない。けれど、お客様サービスとなると話は別。レジ裏でお喋り、タバコ休憩、お客様無視なんて当たり前。僕もこの超多忙なショービジネス(!)であるレジ担当をしてたんからよーく分かる。お客様と目を合わせて挨拶なんて、期待する方がおかしいってな具合さ。
逆にお客さんの立場から考えても、日本式サービスを受けようものなら「なぜ微笑みかけてるの?なぜ挨拶するの?何か望みがあるの?何見てるの?何か言いがかりでも?!」と自問は増すばかり。例えそんな不可解な自問に打ち勝って返事ができたとしても「ノーサンキュー」が精一杯さ。
だからコンビニに入った外国人が、その天なる声がどこから聞こえてくるのかと辺りを見回すのを見ても僕は驚かない。入って来たお客様が外国人だと分かっ...
More...
「ニホンデノモクテキハナンデスカ?」この一見単純な 質問を受けたとき、正直答えに困った。仕事の都合です、という答えが欲しいのか、それとも個人的な理由を知りたいのか?はたまた自分自身の存在意義だと か、もっと深い話をしたいのか?いずれにせよ、これは国際的関心の高いナウの読者にも自問してほしいんだ。僕たちをこの時・この場所へ結びつけるものは一体何なんだろう? そして、異なるバックグラウンドをもつ者同士、どうしたら効果的にコミュニケーションがとれるんだろう?
国際化や多文化共生などの単語は、世間で言われているわりには、まだその本質が見いだされていないし、『異文化間コミュニケーション』とかいう聞こえのよい言葉も結局はいわゆる「お国柄」という表面的な理解にとどまっているように感じるよ。でもだからといって、イギリス人が大好きな食べ物はここずっとイン ドカレーだったけど今年は中華ヤキソバに負けちゃった…なんていう世間話をすることが嫌だという訳ではないけれど、それが異文化を理解することの核心では ないんだ。何よりも怖いのは、文化的な違いに固執することで、自分の価値観や先入観に踏み込まれないように壁を築いていることもあるということ。文化の異なる部分のみに目を向けるということは、他の国々と真剣に関...
More...
ドォデショ?:
ここ福岡でアメリカ人として過ごすのは、常に「異人」であることを思い知らされるのよね。今、二日市に住んでいるけど、金髪の私はすれ違う人々にとってはエンターテイメントの一部のように映っているらしいわ。このあたりでは外国人を見かけるのはまだ珍しいから、多くの奇異の目にさらされているの。しかもあからさまに。
大抵の日本人は外国人を同一の人種だと考えているから、例えば、私はアメリカ人だって決め込んでるの。(まぁ、それはたまたま事実なんだけど、単なる憶測の延長に過ぎないわ。)そして私が日本語が分からないって決めつけているから、私の真ん前で私のことを話したりするの。お忍びで来ているアメリカ人セレブじゃないかって。そして銃を家に持っているかも、なんてね。こんなことはほとんどのガイジンが経験する序の口だとは思うけど、悲しいかな、外国人としての立場を使っても拭い去れない日本人の思い込みのひとつが『主婦』。主婦は帰宅する夫のためのご馳走に一日の大半を費やしているんだってこと。でしょ?
私が経験した典型例が、スタバで日本人の友だちとお喋りしていた時のこと。突然彼女は立ちあがり「もう4時だわ。もうすぐ夫が帰ってくるから食事を用意しなきゃ。
あなたはご主人に何を作ってあげるの?」と聞かれたから...
More...
高校で働き始めてすぐのとある夕方、同僚の50歳近くの日本人教師が何度か咳払いをしながら僕に尋ねてきた。「えーっと、ところでスコット先生は今晩の宴会に参加しますか?」「もちろんです。いったん家に戻ってから来る予定です。」「奥さんも連れて来るんですよね?会うのが楽しみですね。」
居酒屋に僕と妻が着くなり、宴会に参加していた同僚たちの視線は僕らに釘付けになった。「皆さんこんばんは。妻のテスです。」ブロンドヘアで青い瞳の妻を紹介すると、事務の女性たちは視線を交わし合いながら大ハシャギ。他の同僚も以前に妻に会ったことがある2人を除くと、みんな私たちに興味津々のようだっだ。
お酒も入り宴会も盛り上がってきたところで、恒例の質問タイムに突入した。最初は同僚が訳してくれる質問を聞いていたんだけど、次第に矛先は僕と妻に向けられ、「お箸は使えますか?」(中華料理だってお箸を使うんだから、当然使えるよ!)とか、「焼酎は飲めますか?」(そう思うなら、まずは試しに呑ませてくれよ!)なんて類いの、後でボクと妻とで笑い草になるような質問がほとんどになってきた。中でも「どうして日本に来たのか?」は、彼らの一番気になることだったらしく、まるで取り調べを受けてるみたいに根掘り葉掘り聞かれたよ。なぜ彼らが...
More...
ジャガイモにチャイブを加えれば洗練された食事とされ、ジャムサンドウィッチが完璧な昼食として受け入れられている、ボクはそんな国から、ここ日本にやってきた。もちろん福岡の小学生たちが食事の後におやつとして食べる感覚ではなくって、ジャムサンドがメインだよ。食後にまだ何か物足りない、と感じた時にチップスとジャムサンドがあればご馳走気分が味わえる、そんなお国柄さ。
日本で長く過ごしてみて気がついたんだけど、この国は食をとても重要視しているよね。もっとストレートに言うと、異常なまでの執念をもってるようだよ。英国で食に興味をもっている人は、電車マニアとかフーリガンみたいに稀な存在だけど、日本人は全員が食マニアなんじゃないか?とすら感じるよ。
先月、英国にいる姉に日本の雑誌を送ったんだ。今は円高で日本に来られないから、福岡について教えるためにローカル誌を送ったよ。しかし、その雑誌ではなんと12ページに渡って、人々の食事姿が掲載されていたんだ。レシピなど役立つ情報は一切無し!美しくセッティングされてはいるものの、カメラマンの撮影タイミングを待てないのか、ガツガツと食事をしている男性が写っているだけ。日本人はこの情報誌をどうやって楽しんでいるんだい?
ボクは教師として、生徒たち...
More...
「門を叩きなさい。そうすれば門戸は開かれるでしょう」私は日曜学校に真面目に通うような子ではなかったけれど、育った文化の中で自然に覚えた習慣というものがある。私たち西洋人は小さい頃から、何か問題があれば我慢せずに自分で解決策を探すように教えられてきた。だから日本人が簡単に解決できそうな問題に直面してもただ静かに耐えているのを見ると、日本に住むことは自分に鞭を打つことなのでは?と思ってしまう。
最近のスポーツクラブでのことなんだけど、サイクリングマシンの上方にTVが3つ設置してあって、それぞれ別の番組を放送していたんだ。1つ目はニュース、2つ目はトーク番組、3つ目はドラマだったんだけど、なんとそのドラマは中学生がレイプされるというものだったんだ。時刻は14時くらいだったかな。私以外には6人くらいがTVを見ながらサイクリングマシンに乗っていた。私はすぐスポーツクラブのトレーナーに、不快なのでチャンネルを変えて欲しいと頼んだんだ。そうしたら驚いたことに彼は「どのチャンネル?」と聞いてきたんだ。この3つの中でどれが不快なのか、いちいち説明しなければ分からない?!隣の人に「このドラマを好んで観ている人がいる?」と聞いたら、やっと彼は理解したみたいだった。さらに!トレーナーはこのドラマのチ...
More...
日本にいる外国人女性が日本人男性とデートするのって、合気道の有段者や茶道の師匠になるよりよっぽど難しいのよ。最初はいい感じなんだけど、結局はつきあうことを諦めてしまうの。それで日本人の彼氏がいない自分の状況を「クラブで自由に踊れるし」とか「自分のことをじっくり考える時間があるし」とか自分で言い聞かせて正当化しちゃってるんだけど、今回は文化の違いの向こうにある『何か』についてじっくり考えてみたいと思う。
私たち外国人女子が日本男児とつきあうのをためらうのは、今でも日本にはびこる古風な考えのせい。封建制の時代、女性は夫に服従するものだって儒教で説かれてたというし、そもそも日本社会が男性中心であることは一目瞭然!夜になると妻を放ったらかしにして同僚とハシャギ回る夫を嘆く日本の主婦の話は飽きるほど聞くし、「女は三歩下がって付いて来い!」の九州男児が未だ健在なんだから。そんな世の中だから外国人女子にとって日本男児とつきあうことは、夢を諦めることとか、愛情なしに生きることを意味しちゃうの。
でも若い日本男児に外国人女子の印象を聞くとこんな答えが返ってくるの。「威圧的」「怖い」「自立しすぎ」...。加えて、外国人女子のデートは、なんだか物足りないそうよ。私たちってそんなに強いのかし...
More...
ほとんどの人にとって正月休みの最後の日だった今年の1月4日は、ボクにとってひどく困惑させられる1日となってしまった。数カ月前、ボクは長く付き合っていた日本人のガールフレンドと別れたんだけど、少なくともいい友達でいたいと思っていたんだ。で、別れた後もお茶くらい一緒にどう?って純粋な気持ちで誘うんだけど、返事はきまって「最近仕事で忙しいの」。しばらくして別の日本人ガールフレンドができて、お互い楽しく付き合っていたはずなのに(!)クリスマス近くになると彼女からはメールの返事が来なくなってしまったんだ。それで電話してみたら今度も「ちょっと忙しいの。」だって。もう、がっかりだよ!
でも彼女たちからは年賀状が届いたから、これをきっかけにもう一度連絡してみたら、また「忙しい」だって!福岡の人たちはそんなに忙しいの!?この不可解なシナリオを友人に話したら、みんな同じような目に遭っていたよ。彼女らの中で僕との関係が終わっているんだったら、何故そんなにボクからの連絡を嫌がるのかなぁ?もしも、だよ、まだ関係が終わっていないっていうのなら、どうしてボクはそこまで拒絶されなければいけないのかな?異文化交流の時は必ずこんなすれ違いが起こるんだよね。同じ国の男女同士でも難しいんだから、異なる国や文化をもつ者同士に...
More...
By Alex Berger
USA/ English Teacher 新聞やニュースに触れる度に日本経済の衰退を感じずにはいられない。でも天神を歩いてる限り不況なんてどこ吹く風!だって多くの若い男女が戦利品が詰まった紙袋を両手に抱えてデートしているんだから。確かに日本がファッション大国であることは事実。でもこれから始まるであろう不況を目前にしながら、この時代錯誤な使いっぷりにお節介ながらも危惧しているんだ。
時代錯誤といえば、例えばマレットヘア。米国では既に絶滅したと思われていた髪型で、今では稀にトレイラー生活者や体育教師がしているくらい。でも福岡ではブリーチしたり頭の側面を縞模様に刈上げたマレットが現存してる。若い男性が実際以上に強く見せるためにする髪型なんだけどね。アパレルのアバクロだってこっちで流行っているのを知っていたら、高校時代の愛用服を持ってきたのに。クールな外国人になり損ねてしまったよ(笑)。でもブーツにミニスカート、そしてメイクばっちりの可愛い女の子たちがアバクロのパーカーを着ていたりすると、ちょっとイタいね。髪をまとめるシュシュだってTVドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」で人気があったのは確かだけど、この終わったはずのシュシュが福岡では健在で、しかもブレスレ...
More...
いくらカナダ人の僕でも今回だけは大らかに振る舞えない...。職を失った今でも、何とか生活はできているけれど、前職場のお陰で、数週間もの間、不安や怒りからくるパニックや鬱と戦うハメになったし、しかも、僕みたいな外国人が今、日本中に溢れている。年末も迫る今の時期に、生活費の心配は愚か、職が見つからなかった万が一のことを考えて、国へ帰る飛行機代の計算もしておかないといけない。こんな状況での職探しは、いちいち怒りが込み上げてくる。外国人だから「国に帰れば終わり」で済むってこと?
今となっては人それぞれ色々な思いがあるようだけど、突然のニュースに関わっていた人のほとんどがパニック状態になってたよ。払い込んだ授業料を心配する生徒はもちろん、支払われないままの給料についても。みんな生活がかかっているからね。気楽さ簡単さがウリの英会話教室だったことは確かだけど、こんなにいともたやすく止めてしまうことってアリ?
駅前のどこにでもあって、講師は全員外国人という手法が当たって急成長したその会社は、生徒にとっては当然、働くスタッフ、外国人講師にとってさえも、すごく便利なシステムだったんだ。給料も良かったし時間帯も厳しくないし、新任講師のトレーニングはたったの一日!長い目で見て有望な仕事ではな...
More...
日本で英語を教えた外国人教師たちが、自国に帰ると決まって熱弁を振るっている“カンチョーの恐ろしさ”について。“カンチョー”を辞書で引くと日本の子供たちが好きな「遊び」「いたずら」って書いてある。だけど両手の人差し指を伸ばして、相手のお尻の穴付近に突き差すなんてこと、単なる「いたずら」かい?
日本の子供たちの間では、カンチョーはコミュニケーションのひとつみたいな感覚で幼稚園から小学校、中学校へと受け継がれているみたい。でもボクには親たちの抑制から解放された子供たちが、カンチョーをして楽しむことで日頃の欲求不満と退屈さを発散させているようにも見えるんだけど…。特に開放的に行われる英語のクラスは格好のターゲットになるんだ。1発目はほんの一瞬で、何がなんだかわからないまま終わってしまう。でも油断していると、このカンチョー攻撃はずっと続くんだ。時に狙いが外れたりすると、数週間もお尻の穴付近の激痛に悩まされることもある。そして、攻撃する方も同じく危険を伴っているんだ。相手に気付かれない様にお尻の穴に命中するにはハイレベルなテクニックを要するわけで、手加減を間違うと場合によっては指を骨折したりする危険もある。だからカンチョーはある意味、博学的な技とも言えるかもしれない。
そしてもう...
More...
先月、コメディアンのそのまんま東氏が宮崎県知事に当選したニュースを見て、分かったことがある。それは、日本では政治に関する知識がゼロに近い芸能人やタレントたちでも政治を任されるってことさ。故・青島幸男氏や横山ノック氏もそうだったよね。だから僕も彼らの影響を受けて、今年の福岡県知事選挙に出馬することを表明します!え?外国人だから知事になれないって?そんなことないさ。知事とはその県に住むすべての人たちの代表なんだから、それゆえ福岡に住む僕の政治方針だって反映されていいと思うんだ。
ズバリこれが僕のマニフェスト!
4年間の予算を立てる
日本の学生は世界でもトップクラスの数学力で知られているけど、その才能を生かした政治家なんて誰一人として見受けられない。右から左にお金が動くサイクルの中で、予算を立てることがそんなに難しいことかな?赤字財政を何とかしようという取り組みは分かる。だけど日本はここ60年のあいだ、平和を保ち好景気でやって来たはず。それなのになんで今でも赤字続き?国民の税金をムダ使いする政治家が多いって聞くけど、責任を持ってみんなのお金を使うことなんて政治家として当たり前の義務でしょ。
特別待遇を控える
僕ほど、接待や特別待遇を受けなくて済む立候補者は...
More...
日本で生活するメリットの1つ、それは良好な治安のもと生活できること。でも、当然のように治安が守られている日本では、警察官たちはよっぽど時間があるのか、わざわざトラブルを見つけようと奮闘しているみたいだ。
ある日、ママチャリに乗って天神で信号待ちをしていたときのこと。警察官3人が僕の方に近寄ってきて、乗っていた自転車をどこで手に入れたのかと質問してきた。「リサイクルショップで買った友達の中古だ」という説明にも関わらず、僕は自転車から降りて外国人登録証明書を見せるよう指示され、自転車の詳細について無線で連絡を取り始めた。それでも不審に思ったのか、僕とママチャリはそのまま警察署まで同行させられた。…そこでさらに年配の警察官が登場。勤務先や携帯電話番号などの個人情報を聞かれ、しまいには「もしこの自転車の持ち主がでてきたらどうするか?」といった呆れた質問まで飛び出した。30分後…「また連絡することになるかもしれない」と警告され、僕とその“怪しげな”ママチャリは釈放された。
ここ最近、僕のまわりで同じような取り締まりにあった外国人は結構いるよ。もちろん日本で生活している以上、“ガイジン”というルックスが何かと影響してくるのはある程度仕様がない。『お箸の使い方が上手ね』とか、お決まりのガイジ...
More...
早朝4時。ボサボサの頭に下着姿でベランダに立ち、暗闇に向かって大声で叫んでいる僕。なぜか手にはフライパン…。普段はかなり穏やかな僕もこの日ばかりはキレていた。まるでビルが崩壊するかのような爆音で目が覚めたんだ。窓から覗くとバイクの行列。それも耳をつんざくような騒音を放ちながら道路をジーグザーグと荒っぽく走り抜けて行く。「いったい今のは何なんだ?」 10分後、グーグルサーチの末に彼らには「暴走族」という名前があることを知った。とにかくウルサい暴走族。夜中に暴走する若者たちって本当に迷惑なんだけど、でも待って。これってただの「理由なき反抗」で片付けてしまっていいのかな?
毎晩のごとく鳴り響く騒音とエンジンのうなり声が、僕には段々と「心の叫び」に聞こえてきたんだ。テレビなんかで「暴走族」のインタビューを見ていると、決まって彼らは同じ感情を口にしている、「縛られている、誰も聞いてくれない、爆発しそうだ」。学校の授業、塾通い、外国語のレッスンにクラブ活動、終りなき勉強の日々…と周囲の大きな期待の中で苦しみ、そして助けを求めているんだ。
最近、日本でよくこんなニュースを耳にする。学校でライターを持っていることバレて自殺してしまったとか、学校の成績が悪くて家族を殺してしまったとか、...
More...
僕が聞いた話ですごいのがあるんだ。昔、戦後日本にクリスマスが入ってきたばかりの頃、なんとある東京のデパートはイエスキリストとサンタクロースをこじつけて、十字架に張り付けになったサンタの巨大ポスターを壁面に飾ったんだとか。今じゃ笑い話かもしれないけど、ありえないよね。
僕にとって、キリスト教とは全然関係なく、ただ派手にお祝いする日本のクリスマスってやっぱり“変”に映っちゃう。街には競うようにド派手なイルミネーション。恋人達には欠かせない記念日で、イブの夜には決まってホテルやレストランは若いカップルでいっぱいになる。さらにクリスマスはお店側にとっても最高に稼ぎ時。お店やデパートでは何故かケンタッキーのチキンが飛ぶように売れ、デコレーションケーキの箱が山積みされる。しかもこの“お決まりクリスマスディナー”をゲットするために何日も前から予約する人たちがいるんだからビックリ!忘年会シーズンとも相まって最高潮に盛り上がる“パーティーやイベント”って感覚が強いんじゃないかな。そんな日本のクリスマスイベントをさらに盛り上げるのは、クリスマスキャロルを歌ってくれるロボットサンタのおじさんたち。でも定番のベートーベン「第九」に代わって街中で「戦場のメリークリスマス」が流れるのはどうしてなの?
そ...
More...
僕は 本当に日本が大好き。四季折々の色に素晴らしいお祭、体を癒してくれる温泉、時を止めてくれる旅館、そして何よりも日本人の美のセンス、バイタリティ、温かさ、繊細さ、そして親切心が素晴らしいね。40ヶ国ほど行ったけど日本が一番秩序ある国だと思う。息を切らしながら2円のお釣りを届けてくれる店員がいたり、丁寧に道案内してくれたり、それに高級カメラを置き忘れて誰にも盗まれないなんて、外国では考えられないし。だけど、日本人の親切心には贈り物や言葉以上に、目に見えない奥深さもある。これは日本人が聞き上手で、他人を思いやり幸せにするからじゃないかな?僕たち西洋人も、日本人の上品で洗練された礼儀には学ぶことも多い。
では、なぜこんなに礼儀正しい国でマナーの悪さを目の辺りにするんだろう?「郷に入っては郷に従え」と言うし、今ここでインターナショナルマナーを決めるってのはどう?
例えば電車の乗り降り。エレベータや店のドアではゆずり合いを心がけているようだけど、乗り物のドアこそ「降りる人が先、乗る人が後」を徹底させるべきだと思う。そして電車ではお年寄りや障害者に席を譲ろう。運転マナーはどうだろう。礼儀知らずのドライバーはどこにでもいるけど、日本人の場合、普段礼儀正しく振る舞い過ぎているから、車のような個...
More...
もう20時なのに私は会社に居残り・・・日本企業で働く私は他の社員と同じように残業をしているけど、残業手当はなし。残業と言っても、ネットサーフィンや同僚とのお喋り、コーヒータイムを楽しんでいるのよ。だって仕事は何時間も前に終わっているんだもの。実際の仕事より、仕事場に居るってことが大事ってこと。夜遅くまで働いていればボスに認められるって考えなのね。同僚は、昼寝をしたり、ドラマをダウンロードしたりと、呑気なもの。きっちり5時半前に仕事を終えた彼は「え?まだ早すぎるよ」と言っては会社に残る。時々彼が時間通りに退社する時の挨拶は「行ってきます!」戻ってこないのに、仕事を頑張っている、 会社に戻ると思わせるテクニックらしいわ。
私も忙しい会社にとっては残業が必要だって解ってる。だけど残業手当込みの固定給が支給されていて、多くの会社では残業代が支払われないのが現状。実際に日本は残業手当の有無に関わらず、残業時間は世界一なのよ!会社員はひと月40時間残業なんてざらね。
戦後、日本人はだまって働き蜂のように仕事に打ち込み、結果として外国とは異なった雇用主と労働者の関係ができてしまったわ。 未だに日本では、終身雇用がごく普通。さすがに近年では変わってきたけれど、外国とは比べ物にならない。例えば、オース...
More...
アメリカ出身でない英語講師なら言われたことない?「先生、Colorという単語に"u"は入らないんじゃないですか?」
こんな質問はカナダ人やオーストラリア人、つまりアメリカ人でない私たちにとっては大きなストレスよね。生徒達に英語には "アメリカ英語" と "ノットアメリカ英語" の2つのスペル方法があることを説明しなければいけないなんて。アメリカ人のみがアメリカのスペルを使い、他の英語圏では異なるスペル方法を使うのだと。
例えばカナダで、発音は普通に「センター」でも"center"のスペルは"centre"なの。イギリス英語にも言語の歴史がある。昔は、現在綴っていうように発音したと考えられているけれど、スペルの基準が定められる以前に発行された読み物でスペルを決めたのかもしれない。
アメリカの場合、メートル法の使用を拒んだような頑固さで、アメリカ独自のスペルを確立しようと必死だったんじゃないかしら。フクオカ・ナウのニック・サーズもカナダ出身だけど、誌面ではアメリカ英語を基準として使っているって気づいてた?彼は「読者からスペルが間違ってますよって指摘をされたくないし、翻訳業務に関してもきちんとした英語を使わないといけないからね。」なんて言うけれど、私はアメリカ英語だけが正しいわけでは...
More...
日本に住んでいると「えっ?僕、日本語話せるけど?」て思わず言いたくなる場面がしばしばだよね。マックへ行けば店員は英語メニューを用意したり、ジェスチャーでオーダーを取ろうとしたり。また先週撤去された自転車を引き取りに行った時も、英語で話しかけられたし。僕にとって必要じゃない親切にははがゆささえ感じるけれど、日本語を勉強しない「一部の外国人」には嬉しい限りだろうね。
日本で初対面の人に必ず質問されるのが、「英語を教えているの?」というもの。僕自身は英語の講師でもないし、日本にいる外国人だからといって職業を判断しないでほしい。
こんな風なステレオタイプのイメージの定着は、多くの外国人が日本で暮らしながらも日本語を学ぼうとしていないからだと思うな。僕らが「外国人」として区別される基準は日本語が話せるかどうか。だから日本に1年以上滞在予定の外国人は日本語を勉強するべきだと思う。もちろん日本の言葉や文化が好きで語学学習に熱心な人はもちろんいる。ただ僕がアドバイスしたい相手はその他の日本語を勉強しない、または日本に来たばかりの人。彼らは日本語を話さずにどうやって日本で生きていくつもりか疑問だ。
日本は「住み心地」がよい上に、外国人同士で溜まれる場所があるのも日本語習得の必然性を感じない理由のひとつ...
More...