別府秘宝舘


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ある意味、地獄!? 別府の隠れ名所とは…

「何か仕事のお手伝いでも」なんて気持ちで、ふらッとフクオカ・ナウの事務所に立ち寄ってみたその日。まさか私がこんな刺激的な任務を負うコトになろうとは…。実は、週末にボーイフレンドと別府に行く約束をしていた私。そんな話をしていたら、別府には血の池地獄と同じくらい、いやそれよりも、面白いスポットがあるって聞いたの。その名も「秘宝館」!またの名を「セックスミュージアム」…いったいナンなのそれ? ナンのためにあるの? どんな人が行くトコロなの~? …ってことで、結局私がこの目で確かめて報告するハメに。しかもこれが私のフクオカ・ナウからの初任務なのよ!でも、きっと彼も楽しんでくれるはずだし、いいか。
さて、週末。いざ「秘宝館」の中へ入ると、まず、大人のオモチャやいろんな制服、エッチビデオがぎっしり並べられたガラスのショーケースが。その奥の方から、上品な雰囲気の2人の中年女性が出迎えてくれたの。彼女たちいわく、ここができたのは1980年代、オーナーはもともと自宅でセクシーグッズを熱心に集めてたんだけど、「どうせならみんなにも楽しんでもらおう!」とギャラリーを作って一般に公開することにしたんだって。趣味が実益を兼ねるっていうのかな。で、私たちは早速館内ツアーをスタート!そしたらいきなり、信じられないような形をしたいろんな男性性器がズラリと陳列されてて、びっくり。ねじれてたり、うねってたり、スゴいの。…でも一番インパクトがあったのは、9フィート(約274センチ)くらいもある木製のやつ!!!! ありえない、ありえない、こんなの。でも、自分のモノに自信ない人がコレみたら、きっとショック受けるんじゃないかな~。そして次のエリアには、マネキン(蝋人形)たちがお出迎え。もう、エッチというかばかばかしいというか…。例えば、タバコを手にもった女性がイスに座ってくつろいでて、その前に犬が1匹座ってるの。で、ボタンを押すと、犬の頭が上下に動いて彼女のパンティをひきずり降ろそうとする…とか。なのに、彼女はクスクス笑って喜んでるんだから!
続いては、ポルノシアターへ。映画には3人の女の子が登場してて、彼女たちは1人の男性と、そうだな12以上もの体位を見せてくれる。私的にはなんか「学校の教材ビデオみたい」って感じ。その映画にはおばさんの熱のこもったナレーションが入ってて、「頑張って!ユキちゃん」とか彼女たちを応援してるんだよ…う~ん。シアターを出ると、動物たちの○○○コレクションコーナー。アレのサイズや形が比較してあったりするんだけど、なんか、いかに日本人がサイズを気にしてるのかわかるよね。ちなみに、いちばんビッグなのはクジラ、続いて象、それから…カナダ人!(編集担当にこう書けと強制された)
はたまた隣には再び蝋人形。ここには白雪姫がいるんだけど、ううん、私が小さい頃に憧れたあの白雪姫じゃない! 七人の小人たちも覗き見してたり、ひとりエッチしてたり、イタズラしてたり。でも、白雪姫はそれを喜んで受け入れてるの。あ~、もう意味がよくわかんな~い。これって斬新? 芸術? ま、ハッキリしてるのはウォルト(ディズニー)は絶対に認めないだろうってことね。
それから私たちは2階へ。昔の日本絵みたいなものが展示されてるんだけど、精巧で色とりどりの巻き物(浮世絵)にはコトの最中のカップルの姿が。いやかなり露骨に描かれてて、今でもテレビの深夜番組とかH系雑誌とかに載っててもおかしくなさそう。
さてさて、ひととおり見学も終わり、スタッフの人に、いったいどんなお客さんが多いのか聞いてみました。そしたら「カップルか女性同士のグループがほとんどで、面白がって来る人もいれば、真剣にいろいろ勉強してる人もいるねぇ」だって。中には、セクシーグッズを買うためだけにワザワザ来る人もいるらしい。でもこれだけ種類が揃ってたら、確かにスゴイかもね。この秘宝館、珍しさや奇抜さの点でいえば、他のトラディッショナルな展覧会と同じくらいの価値アリ! カップルのデートにもいいんじゃない? 夜の10時まで開いてるし、その2次会にラブホテルへ…って、完璧でしょ。

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