休日に観劇デート、又は時間が空いたから芝居を見に行こう、と思う人はそう多くはないのでは?劇場と聞くと「敷居が高い」、「値段が高い」と思っている人も少なくないはず。
しかし、実はもっと気軽に楽しめる場所なのだ。6月の博多座は大歌舞伎公演。日本の伝統芸能の一つである歌舞伎を、九州で本格的に楽しめる絶好のチャンス。歌舞伎ならではの豪華な舞台装置や衣裳、独特の化粧や音楽、そして俳優達の圧倒的なパフォーマンスは見てみないとわからない!劇場だからこそ味わえる生の迫力を体験するために、博多座に足を運んでみよう。
博多座って?
博多座では歌舞伎をはじめ、ミュージカル、歌手芝居とショー、宝塚など選りすぐりの様々なジャンルの演目を月替りで上演している。最新鋭の舞台機構や照明機材、音響設備を備えているので、多岐に渡る演目の上演にも対応が可能。客席は3階まであり、舞台との距離が近く、どの席からも非常に舞台が見やすい構造になっている。
さあ劇場の中へ
客席1階ロビーには土産物や弁当の売店が並び活気に溢れている。また公演のプログラムも販売しているので、開演前に目を通しておくのはおススメ。さらに客席1階ロビーにはレストラン、2階ロビーにはカフェもあるので休憩の際も便利。また、幕間(休憩)が2回入るので、芝居を見るだけでなく、食事や買い物も楽しめる。
これぞ歌舞伎ならでは!
まず客席下手(正面向かって左手)後ろから舞台下手へのびているのが『花道』。俳優の登場や引っ込みに使用され、より近くで俳優を目にすることがでる。そして『大向こう』。俳優の登場の際や見せ場が始まる時に、その俳優の屋号を「~屋!!」と呼んだり「待ってました!」などと声をかける。これも歌舞伎ならではで、独特の臨場感。
チケットの 種類 & 購入の仕方
チケットは博多座正面2階のチケット売場で購入することができる。A席・特B席・B席・C席と4種類があるので、状況に応じて使い分けたい。また、見たい1幕のみが格安で観られる「一幕見券」は、当日の朝10時より1名様につき1演目1枚限りが購入できる。3階席での観劇だが、劇場の雰囲気を十分に味わえる。何度でも見たい演目のリピート観劇にもおすすめだ。さらに当日の開演20分前に残席がある場合に限り、学生は学生証を提示すれば半額の料金で購入することができる。