川辺川


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Beat the Heat………Skip the Beach!

この夏是非訪れて欲しい場所がある。多くの鳥達がさえずり、澄んだ水をたたえる清流が流れ、そして森林が都会で疲れた心とカラダを癒してくれる。熊本県川辺川周辺。ここは、実は数年後にはダムの底に沈んでしまうという曰く付きの場所。その問題も含め、福岡在住のアウトドア愛好家ダグ・モリソンが語る川辺川の魅力。

ビーチは僕の楽しみの一つ。しかし、あいにく本格的な夏の到来となるとそうはいかない。ものすごい数の海水浴客と彼らが産出するゴミの山には、いつもうんざりさせられる。
そこで、ゴミや人ごみ、ムシムシとうだるような暑さから解放され、皮膚ガン発症(!)を避けるためにも、高地にある涼しい森林へ出かける。近場でもピクニックや、水遊び、ハイキングができるスポットはたくさんあるが、ちょっとしたドライブを考えているなら是非訪れて欲しい場所がある。もちろん、そこが消えてなくなってしまう前に、なのだが。
「五木村」といえば、「五木の子守唄」が有名で、ほとんどの日本人が知っている場所。環境問題に興味のある人なら「五木村」という名前は、全く不経済な一大プロジェクト「川辺川ダム建設」の場所として思い出されるだろう。ダム問題についての詳細は後ほどゆっくり論じるとして…。
五木村に辿り着くまでにはちょっとしたドライブになるが、アクセス方法は様々。一番の近道は、おそらく人吉インターから北上する経路だろう。この地域は少し道が入り組んでいるからより詳しい地図を持参することをおすすめする。自然が溢れた景色や清流川辺川の澄みきった水はもちろんのこと、この地域に生息する植物や動物もまた他にはない魅力のひとつだ。森林愛好家なら、ブナやモミなどが点在するアカマツの林で森林浴を楽しむことができるし、ハイキングをしていると、大きなヒキガエルと遭遇したり、数え切れない種類の鳥や蝶と出会うことになる。ここでの楽しみは尽きない。
何も熱心な登山家でなくても、滝までのちょっとした散歩や、小川のほとりでピクニックなど、気軽に自然を楽しむことができる。本格的なハイキングをお望みならば、宮崎と熊本の県境に位置する1700m級の国見岳や烏帽子岳に登ってみるといいB山道はワイルドだが、最高の眺めと手付かずの自然、そしてその壮大な尾根道は必見。見どころが多すぎて一日では見回れない!という人でも大丈夫。川辺川周辺には、多くのキャンプ地があるし、高地なら夏真只中でも涼しくて過ごしやすいこと間違いなしだ。
思いっきり遊んだ後、人吉の温泉にゆったりつかって疲れをとる時間を残しておくこともお忘れなく。

より詳しい情報はホームページで。
五木村 http://www.vill.itsuki.kumamoto.jp/
相良村 http://www6.ocn.ne.jp/~sagara/index.htm

■川辺川の危機
1966年に立案されたダム建設。「発電」「利水(農業用水)」「洪水防止」という全ての目的が破たんしたと言われている現在、豊かな自然を破壊してまで、この計画を押し進める必要性はあるのだろうか?みなさんもこれを機会にちょっと真面目に環境問題について考えてみては?

川辺川ダム建設計画。新聞やホームページに書かれている公式情報やNGOの情報を見ていると、徐々に色んな事実が浮かび上がってくる。40年前に立案されたこの計画によると、堤高107.5mの巨大な岩壁が391haの貯水地を形成し、約2650億円という莫大な費用を要するとある。何をとっても巨大なこのプロジェクトを正当化するための公的な理由が2つある。1つ目は、農業用水の確保、2つ目は、下流地域の洪水を避けるため。この地域に足を運ぶと、1つ目の理由がどんなに馬鹿げているかがすぐに分かるだろう。日本の他の田舎と同じく、五木村も過疎化が進み、残る人はほとんどが高齢者だという状況。(だからそんなに大量の農業用水なんて必要ない!)しかも、皮肉なことにこのダム計画が、大勢の人を村から追い出し、移住希望者までをも追い払ってしまった。そして、この地域をドライブやハイキングすると、ここ数十年で大規模な森林伐採や再植林、道路工事があったことが明らかに分かる。高地の急な斜面にある天然森林はすっかりと刈り取られ、驚くことに再植林された木々だけがきれいに全て残っている。この環境に、土砂降りが続いたとすると、過去洪水があっても全くおかしくない状況だということだ。また、この計画は、公的資金の莫大なムダ使いだというだけではなく、動物や植物たちを森から追い出し、球磨川の鮎の数まで脅かす環境破壊にもつながりうる。今こそこの計画が無意味だということを皆が理解するべきだ。こんな田中角栄的な大計画は、健全な社会のやるべきことじゃない! もっと色んな情報を見てあなたも考えてみて。

子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会
http://kawabe.technologic.co.j

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