島原ファンタジア


6423
6424

これぞ日本流・巨大クリスマスツリー

大牟田港より有明海を高速船で渡ること約40分、長崎県・島原へと辿り着く。町の背後には雲仙・普賢岳がそびえ立ち、壮大な眺め。
 1990年に起こった雲仙・普賢岳の火山活動による大規模な土石流と火砕流も1996年には「噴火活動の終息」が宣言され、現在は災害前のように多くの観光客たちが島原へと足を運ぶ。安土桃山式建築の粋を集めた総塗り込めの五層の天守閣(復元)が有名な島原城をはじめ、市内には武家屋敷跡、旧島原藩薬園跡、1689年に開山された瑞雲山本光寺など多くの歴史建造物が残っていて、その町並みに心がタイムスリップしてしまう。また温泉の町と知られることもあって、特に冬場は人気の観光地だ。
 そしてこの時期、もう一つの目玉が観光客を惹き付ける。12月頭から年末年始にかけて行なわれる「島原ファンタジア」だ。17,000個の電球を使い島原城とその周辺のお堀の桜並木をライトアップする、クリスマスの時期にふさわしいロマンチックなイルミネーション。夜の闇に浮かぶ島原城の天守閣はまるで巨大クリスマスツリーのように見え、とても幻想的。
 この島原城を中心に雲仙と小浜町の方でもクリスマスバージョンのライトが町を彩る。昨年は雲仙の温泉街では絵本の動物を型どったイルミネーションが皆の目を楽しませたが、今年はどんなイルミネーションが登場するのか?
 また「島原ファンタジア」期間中には、さまざまなイベントも行なわれる。12月中旬に開催予定の小浜町で花火大会では、海に面して打ち上げられる花火が澄んだ冬の夜空と海面をキャンバスに鮮やかな色を描き出す。大晦日には島原城内にステージが特設され、コンサートなどの催しとともに新しい年を迎える「カウントダウンIN島原城」も開催。
 温泉にゆっくりとつかったあとは、冬ならではの島原のロマンチックな夜を散歩してみたいね。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ページトップに戻る