下町屋


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作る実感、ハガす快感。楽しさを生む食時間。

 どうしてだろうか。”もんじゃ焼き”と聞くと、おっかない店のおばちゃんに「あ~だこうだ」と焼き方を指導され、終いには怒られたりなんかする、敷居の高いB級グルメのイメージがつきまとう。そのせい、というわけではないと思うが、ここ福岡ではもんじゃをお好み焼きのように常食と捉えている人ってまだまだ少ない。しかし”溢れるウェルカム精神!”の看板を掲げる福岡人よ、食わず嫌いもんじゃであるならば、ぜひこの機会にそのイメージを打破してほしいのだ。
 幸い、この下町屋には客を震え上がらせるようなおばちゃんはいない。いるのは、世界を旅した際に生まれたもんじゃ焼き屋オーナーとの偶然の出会いから、地元福岡に店を創ることを決意したという店主・浅羽雄一氏。熱した鉄板のように熱い人だ。もちろん焼き方・食べ方・頼み方も、怒らず怒鳴らず丁寧に教えてくれる。まずは、小麦粉、だし、ソースで作られたベース(500円)に好みのトッピングを選んでオーダー。ちなみに一番人気は「全国共通で 明太+モチ+チーズっすね(店主談)」。でも「もんじゃの魅力は “何を入れてもいい” トコロ! どんどん新しい味が生まれるし、どんどん進化・発展していける」というコトで “イカ墨ミックス” “ジェノバ風ミックス” などなど各国を旅した経験が生かされるオリジナルの組み合わせもあり、評判もなかなかだとか。
 自由人のオーナーが仕切る自由なもんじゃスタイル。作ってハガして味わって、そんな一連の流れで生まれる楽しい時間、きっと福岡人にもしっかり受け入れられると思うのだ。 


福岡市博多区美野島3-15-6

092-481-5220

<営業時間>18:00~24:00 
<休み>ほぼ年中無休 
<料金>ミラー生480円、こどもびいる 380円、お好み焼き 780円、とんぺいやき 780円、あんこもちまき 480円

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