田川市


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歴史、自然、芸術が息づく筑豊の中心エリア

パワフルに歴史を刻む筑豊・田川市を遊ぶ
 「月が出た出~た、月が出た~」でおなじみ炭坑節が生まれた街・田川市。昭和20年代より炭鉱の町として、筑豊地区の文化、経済の中心地域として発展したエリアだ。五木寛之の名作「青春の門」の舞台として、石灰石が採掘された白肌を見せる香春岳はよく知られた存在。市内には1本の堅坑櫓がそびえ立つ石炭記念公園、資料や模擬坑道、ジオラマなどで炭鉱街の様子を振り返る田川市石炭資料館など、当時を伝える施設が点在。中には住宅街を再現した施設もあり、リアルに歴史を振り返ることができる。その他、歴史的な施設に加え、周囲を山に囲まれた自然の美しさも見逃せない。約1,000本の桜が咲き誇る丸山公園や5月初旬から色鮮やかなツツジに彩られる成道寺公園、さらに薄暗い洞内がスリリングな岩屋鍾乳洞、天慎寺から山頂まで約30分の遊歩道が続く大法山公園など、めぐまれた自然環境も魅力のひとつ。さらに、慶応元年(1865年)正月に疫病終息を願って奉納されたことに由来する県指定の無形民俗文化財・伊加利人形芝居は、今でも伊加利地区で伝承され、毎年正月に岩亀八幡神社に奉納されてるめずらしい郷土民芸だ。

■田川市のイベント
川渡り神幸祭
5月14日(土)・15日(日)
 県内でも迫力のある祭として知られる同市の川渡り神幸祭。さらしを巻いた町の男衆が11台の御輿を担ぎ、風治八幡神社から賑やかなかけ声とともに香春岳を臨む彦山川をめざす。川端からは幟山笠や鉦太鼓が賑やかな音色を打ち鳴らす山笠が次々と川を渡り、山笠を揺すり水しぶきを掛け合う迫力の水合戦を行うなど、鮮やかな装飾と男たちの勇ましい姿は400年の伝統を誇る祭礼だ。

■チェック!!
田川市美術館
 「筑豊からの発信」をテーマに郷土ゆかりのアーティストの作品を中心に展開する田川市美術館。筑豊地区初の公立美術館として、地域密着型の美術講座やワークショップが特徴的
田川市新町11-56
9:30~17:30(入館は17:00まで)
0947-42-6161

※いま・むかしおもちゃ大博覧会-入江正彦
~5月15日(日)

多くのコレクションを残した入江正彦氏。中でも今回は江戸時代から現代までの玩具約400点の児童文化史コレクションを紹介。大人600円/高大生300円/小中生100円

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