じわじわと人気が出てきた赤身肉。2012年11月にオープンした「Bistrot Robert et Louise」は、脂の少ない牛の赤身肉を中心に、豚肉や鴨ロース、仔羊などを薪釜でじっくりと焼いて楽しませてくれる、福岡ではまだ珍しいタイプのビストロだ。オーナーシェフの原田協典さんは大の肉好きで、パリにあるお気に入りの店からヒントを得たという。城南区別府の人気店「Bistrot Paul Bert」も原田さんの店だが、現在はその店を信頼のおけるシェフに任せ、この店を一人で切り盛りしている。ほとんどの客が注文する「ロベール名物スティック&フリット(自家製パン・サラダ・ポテト付)」は、アメリカで放牧され育ったアンガス牛の赤身肉を使用。フライパンで表面を焼き、オーブンへ。最後に薪窯でスモークしながら仕上げていく。オーダーが入ってから焼きあがるまでの時間は約50分。前菜&ワイン、そして原田さんとの会話を楽しんでいるうちに、いつのまにかその時間は過ぎていく。肉汁たっぷりのジューシーな味わいでありながら、余分な脂が殆どないため、1ポンドを一人で完食する女性もいるという。「ビストロは大人が楽しむところ。申し訳ないのですが、お子様はお断りしています」と原田さん。食事とワイン、そして会話をゆっくり楽しみたい。
ロベール・エ・ルイーズ
住所:福岡市中央区平尾 3-19-20-2F
営業時間:18:00~24:00
定休日:不定休
電話:092-521-6670
メニュー: ロベール名物スティック&フリット1ポンド¥3,650・ハーフ¥1,900、きなこ豚1ポンド¥3,750、レバーペースト¥900、パテ・ド・カンパーニュ¥1,200、フランス産チーズの盛り合せ¥1,000、アサヒスーパードライ生¥600、グラスワイン¥600~
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn173, May 2013)