ブルーノートジャパンがプロデュースするブルックリンパーラー博多。屋号通り、多くの人種が生活するNYの下町ブルックリンがコンセプトだ。「偉大な芸術が生み出されたブルックリンと博多に同じ匂いを感じたのが、ここにオープンした理由」とチーフマネジャーの川村紘平さん。レンガ造りの壁など、一見無骨だがハイセンスな店内は有名ホテルなどをデザインする小坂竜。高さ2.6m、幅4mの巨大な壁画は、数多くの雑誌のイラスト、アートディレクションを手がける伊藤桂司。自由に読める1,200冊もの書籍のセレクトはブックディレクター・幅允孝。まさに、各界のプロフェッショナルの”シゴト”が共演する空間といっても大げさではない。フードはハンバーガーが看板。バーガーの具材はカスタマイズできるので、自分好みの組み合わせを見つけるのもいい。夜は総重量500gのブルックリンステーキ、タマネギ丸々1個を揚げたブルーミンオニオンなど、パンチの効いたアメリカンフードが充実。見た目の豪快さに反して、スパイスを活用するなど繊細な味に仕上げているのは、厨房を仕切る有名フランス料理店出身のシェフの技が光る証だ。月1回のペースで音楽イベントを催すなど、福岡に食と文化の新たなスタイルを提案する同店からますます目が離せない。
メニュー(税別):ハンバーガー¥1,140、サラダランチ¥880、ブルーミンオニオン¥800、ブルックリンラガー¥720、グラスワイン¥670〜
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn166, Oct. 2012)