天神地区の再開発事業のため、博多区店屋町にて営業を行っていた「割烹よし田」の新店舗ビルが完成。2025年6月10日、4年半ぶりの天神での営業・グランドオープンを前に行われたメディア内覧会に行ってきました。
場所は、明治通りと昭和通りに挟まれる天神1丁目の路地裏。かつての「よし田」と同じロケーションで、モダンでスタイリッシュな木目ルーバーの外装が目を惹きます。
旧本店で使われていた建築資材や意匠が随所に使われる店内は、全席椅子席。1階はひとりでも利用しやすいカウンター席が加わり、ランチタイムは予約がなくても入店できる当日席もあります。
1963年創業の「割烹よし田」は、地元で獲れた新鮮な魚介など、旬の食材を使った日本料理を提供する老舗料理店。接待や行事など人が集まる時の食事の場所として、そして、近くで働く人にとってはランチスポットとしても人気です。
そんな「よし田」の名物は『鯛茶』。1カ月に3トンもの鯛を提供するほどの看板商品で、鯛茶単品は¥1,760。取材時にいただいたのは、ランチタイムの人気メニュー「鯛茶天ぷらハーフセット(¥2,530)」です。
鯛の刺身を胡麻ベースの秘伝のタレに絡めて、ツヤツヤに炊き上がった白飯と一緒にいただきます。2杯目は、残りの刺身とタレをご飯にかけて、土瓶に入った温かいお茶をかけてお茶漬けとして楽しめます。
人気メニューのイカの活造りや、刺身や天ぷらなどのアラカルト、そして、夜はふぐや水炊きなどコース料理をゆっくり楽しむことができます。
新店の2階と3階には、最大60名が利用できる大広間と、個室は最大14室。
3階に設けられた特別室は、この部屋だけで使われる鈴の器もスタンバイ。プライベートな空間で福岡での食事を楽しめます。
九州の山岳名がついた各部屋の入口には、博多織の表札が掲げられています。
よし田の味、割烹の味を家庭でも味わいたい!と願う人のために、家庭向けの調味料も、天神本店のグランドオープンに合わせて新登場。刺身と和えたり、お味噌汁や照り焼き、煮付けなど和食を作る際の助っ人をよし田から持ち帰ることができます。
鯛茶タレ¥1,242、鯛だしつゆ¥1,188、煮炊きのつゆ¥896、佃煮、ふりかけなど全7種類