博多うどんの定番トッピング「丸天」だが、丸天自体に強いインパクトを感じることはほぼない。そんな脇役ともいえる丸天を柱に据える店が「丸天うどん専門店 万平」。店主の平井秀一さんは懐石など約30年にわたり日本料理の世界に身を置いた和食料理人。懐石料理で供され、かつ平井さんの得意料理でもあった「真薯(しんじょ)」と丸天は、同じ練り物という点に注目し、丸天を一から手作りする同店を6年前にオープンさせた。丸天の種類は人気No.1の山芋とろろ、変わり種のベーコン、青じそなど9種類の定番と1種類の季節メニューの10種が常時揃う。丸天の驚くほどフワッフワした食感の秘密は、白身魚を練り、一度蒸してから、注文後に油で揚げるという手間をかけているから。麺は那珂川町の人気うどん店「麺や ほり野」から仕入れていたが、2016年12月、七隈から竹下に移転を機に、「ほり野」直伝の自家製麺にチェンジ。ますます魅力的になった麺、丸天、そして和食仕込みのダシが織りなす至極の味わいを堪能してほしい。
メニュー:丸天うどん¥600、冷やし丸天うどん¥700、カレー丸天うどん¥700、鍋焼き丸天うどん¥850
Set:和牛丼セット¥950、うに丼セット¥1,200、まぐろ山かけ丼セット¥1,200、まぐろ手巻き寿司セット¥1,000、いか丼セット¥980、ベーコン丼セット¥980、かつ丼セット¥900、親子丼セット¥850、玉子丼セット¥800
*カード利用:不可 / 予約:不可 / アルコール:提供あり / 禁煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn226, October 2017)