フランスのブルゴーニュでミシュラン二つ星を6年連続獲得したフランス料理店のオーナーシェフ濵野 雅文さんが、故郷の福岡にて新たにレストランをオープンしました。

ホテル イルパラッツォの敷地内に静かに佇むレストラン「L’Unique labo(リュニック・ラボ)」。九州の旬とフランスで磨かれた感性と技術が交わる特別なダイニング体験が待っています。
糸島に生まれた濵野雅文さん。福岡の中村調理製菓専門学校で学び、東京「ラ・ロシェル」にて8年半修行して渡仏、そこから2023年に帰国するまでの20年間をフランスで過ごしました。フランスで培った経験と、糸島をはじめとする九州の豊かな食材、その二つを重ね合わせて新しい表情をもつフレンチを創造し、福岡から世界に向けて新しいフレンチ文化を発信したいと考えています。

フランス料理を突き詰めたくて、自分の力を試したくてフランスに渡った濵野さん。ヒラメのムニエルをオリーブオイルとオレンジのソースで食べた時に覆されたフランス料理のセオリー、マトダイとワインのマリアージュに衝撃を受け、リヨン、ロワール、そしてブルゴーニュの小さな村の景色に魅了された経験など、これまでの全てが、ここL’Unique laboで提供される11皿に表現されています。

メニューは旬に合わせて2カ月ごとに変わりますが、変わらないのは、全ての料理にフルーツが使われていること。フランス料理を語る上で欠かせないワインと食材をつなぐ橋渡しとして、時にはアクセントとして一皿毎に異なる使われ方をしています。
ワインは、ブルゴーニュを中心としたラインナップに加え、安心院、菊鹿、都農など九州各地のワイナリーの銘柄のみで構成するペアリングもあり、九州のテロワールを全面に映し出したマリアージュ体験もL’Unique laboでの楽しみの一つです。

鮮やかなソースで彩られた皿の上に盛り付けられたものは花も含めて全て食べることができます。パンはオリジナルのブリオッシュをはじめ、料理に合わせた3種類が順を追って提供されます。

手に取り、香りを感じ、目の前でシェフがソースを仕上げるーその一皿ごとの演出に魅了されているうちに、気づけば3時間が経っている。そんな時間の流れさえ忘れる食体験の内容は昼も夜も変わらず、一斉スタート制でもないので、多様なゲストがこのフルコースを堪能することができます。

キッチンに近い席でシェフの料理への情熱を間近で感じることができるシェフズテーブルを思わせるカウンター8席は、花びらをモチーフにした照明でやさしく包み込まれています。カウンター後方にはガーデンを思わせるスペースがあり、チャペルの面影を残す高い天井と、柔らかな白を基調とした空間が、明るく穏やかな空気を醸し出しています。このインテリアを手がけたのは、スイスのデザインチーム atelier oï(アトリエ・オイ)。自然な変化を取り入れて感覚的な記憶を与える空間作りを得意とするatelier oïと、濵野シェフの感性が相まって、料理・空間・演出が一体となった体験へと導いてくれます。

メニュー(消費税10%込+サービス料10%):
コース(11品)¥27,500
ワインペアリング(4グラス / ブルゴーニュワイン中心)¥13,200、ペアリング(4ハーフグラス)¥7,700、九州ワインペアリング(4グラス)¥9,900、ノンアルコールペアリング(4グラス)¥7,700









