暑い時期を乗り切るために食べる習慣が古くからある、栄養価の高いうなぎ。ここ福岡には「うなぎと言えば吉塚」と、博多っ子たちに言わしめるうなぎの名店がある。1873年創業の「吉塚うなぎ屋」だ。吉塚で暖簾をあげ、今は中洲の川沿いに店を構え、静岡・宮崎・鹿児島で育った厳選したうなぎのみを使い、「串打三年、裂き八年、焼きは一生…」といわれるほど難しい焼きの技術に独自の技を加え、ふっくらと香ばしく焼き上げる。うなぎ料理は多くの種類があるが、同店の自慢は創業以来、門外不出の味として伝わるほんのり甘めのタレを使って作る蒲焼。丼ご飯に蒲焼がのった「うなぎ丼」、ご飯と蒲焼がそれぞれ重箱に入って出てくる「うな重」、「蒲焼」単品から好きな食べ方を選ぼう。メニューの頭に「上」「特」とつくのはうなぎの量の違いだ。通常、うなぎを焼くには時間がかかるので、メインの蒲焼が出てくるまでは、ふわふわとした出し巻き卵に蒲焼が包まれた「うまき(¥421)」や、うなぎの骨をフライした「骨せんべい(¥464)」をつまみに待つのもおすすめ。予約すると和室の個室(部屋代10%)もあるので、うなぎを使った品々がコースになった会席料理もゆっくり堪能できる。
店名:吉塚うなぎ屋
住所:福岡市博多区中洲2-8-27
電話:092-271-0700
営業時間:11:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日:水曜
メニュー:うなぎ丼¥1,598、上うなぎ丼¥2,062、特うなぎ丼¥2,581、うな重¥2,581、上うな重¥3,088、特うな重¥3,607(各うなぎ丼・うな重はきも吸付)、上蒲焼¥3,704、特蒲焼¥4,320、うなぎ会席¥5,724(8品)〜¥8,316(13品)、生ビール¥626、日本酒¥583〜、ソフトドリンク¥259