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『福岡』を当たり前だと思っちゃいけないよ。

リーランサーの僕は、毎年2カ月ほど帰省する。福岡を離れるからといっても休暇じゃないから、仕事の合間に、なぜ福岡が気に入っているかを考えてみたよ。

まず胸を張って言えることは、福岡の食べ物はすごく美味い!日本の友達にペンシルベニアのB級グルメ「ウェッジー(パンの代わりにピザ生地を使ったサンド)」の美味さを宣伝してはいるが、福岡の食べ物は圧勝さ。アメリカの実家でインスタントラーメンにスパイス等で『改良』を試みた時、どれだけ博多ラーメンが旨いかを改めて思い知らされたし、鍋だって、新鮮な魚だって格別。福岡にあるといいな、と思うものを強いて挙げるとすれば、ピーナッツバターパイくらいさ(笑)。

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それから、福岡は安全!僕の20年間にわたるアメリカ生活では、銃をもった犯罪者に一度も遭遇していないし、僕の知る限りの銃保持者たちは責任を持って管理している。でも、世界平和インデックスランク6位の日本と、99位のアメリカ**は比べものならない。僕は反銃保持者ではないけれど、統計上では国民1人にほぼ1丁の銃が行き渡り、銃による死者は年間32,000人*のアメリカと、日本での銃無し生活の違いは明らかだよ。

サービス面だってそう。アメリカの空港の保安検査場や、息子の命令で行かざるを得ないマクドナルドでは、どれだけ日本のサービスがいいかをしみじみ思い知らされる。大半のスタッフはフレンドリーだし、仕事に誇りを持っているけど謙虚で、職場も常に清潔に保たれている。アメリカの地元スーパーマーケットのスタッフもフレンドリーだけど、ファストフード店なんかでは、日本のようなサービスは期待しちゃいけない。日本人の中で、こういったサービスが当たり前と思っている人がいると思うけど、僕は、これはまさしく日本の強みだと思う。

そして何よりも福岡は便利。僕の地元は人口7,000人だけで、150万人もいる賑やかな福岡とは比較にならないけど、アメリカの主要都市と比べても福岡の右に出る都市はない。僕が福岡に越してきて6年、車を手放した後も、特に不便だと感じたことはないよ。街はコンパクトで移動も簡単だし、公共交通機関もたくさんある。この街を歩き回って、新しい道を見つけたり、新しいバーやレストランを見つけるのが今ではすっかりお気に入りさ。

そんなわけで、僕が福岡を好きな理由がわかってもらえたかな?どこにも何にも良いところと悪いところがあるし、初心者でも古参者であっても、外国人はたまに日本についての不満を言ってすっきりしたいときもあるだろう。でも、その愚痴が多くなってきたと感じたら、もう一度福岡のいいところを思い返してみるといいよ。今の生活が当たり前になってないかい?ドーデショ?

* http://www.gunpolicy.org/firearms/region/united-states
**http://en.wikipedia.org/wiki/Global_Peace_Index

fn187 Dodesho Joel Dechant

ジョエル・デカント/アメリカ/翻訳・通訳

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Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn178, Oct. 2013)

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Fukuoka City
Published: Sep 27, 2013 / Last Updated: Jun 13, 2017

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