美を競う花鳥画 ―初公開 宗達派・探幽・省亭・秋聲から現代まで―
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文化芸術の神としても信仰される菅原道真公を祀る太宰府天満宮は、国宝や重要文化財を含む多くの文化財を所蔵し、宝物殿では古典から現代まで幅広い美術を紹介している。本展は、そのコレクションから四季の花や鳥を描いた「花鳥画」に焦点を当て、日本美術に受け継がれてきた自然へのまなざしをたどる展覧会。宗達派、狩野探幽、渡辺省亭、小早川秋聲、さらに現代作家まで、花鳥を主題にした多彩な作品が並ぶ。
見どころは、高さ160cmを超える大作、狩野探幽筆《四季花鳥図屏風》(前期)をはじめとする初公開作品。花や鳥は、単なる自然の写生ではなく、季節の移ろいや吉祥の意味、描き手の美意識を映す題材として、時代ごとにさまざまな表現を生んできた。前期・後期で展示が分かれるため、時期を変えて訪れると異なる作品との出会いも楽しめる。
太宰府天満宮では、約3年間にわたり御本殿前に設けられていた「仮殿」が現在解体中。2026年9月上旬頃からは、124年ぶりの大改修を終えた御本殿で通常参拝ができる予定だ。新たに姿を現す御本殿への参拝とあわせて、日本絵画の細やかな美に触れたい展覧会だ。

Photo by Misako Misako
- 前期:2026年8月7日(金)〜10月4日(日)、後期:10月9日(金)〜12月13日(日)
- 9:00~16:30(最終入館16:00)
- 休館:月曜(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、10月5日〜8日
- ¥500、高大生¥200、小中生¥100
- 太宰府天満宮宝物殿
- 福岡県太宰府市宰府4-7-1
- Webサイト
<関連講座※日本語のみ>
・会場:太宰府天満宮宝物殿
・参加無料/定員各回50名(先着順)
「新発見!狩野探幽の花鳥図屏風」
・9月5日(土)14:00〜15:30
・講師:山下善也氏(美術史家・近世絵画史/本展監修)
・申し込み
「宗達派の草花図と園芸趣味」
・11月7日(土)14:00〜15:30
・講師:奥平俊六氏(大阪大学名誉教授)
・申し込み