福岡出身の日本画家・松永冠山の没後60年の節目に行われる展覧会。糸島で生まれ育った彼は、小さな頃から絵を描くことが好きで、非凡な才能は周囲に知られるほどだったとか。周囲の支援を受けて、京都で日本画家の菊池契月に師事したのち、糸島に拠点を戻し、創作活動を続けながら福岡画壇の育成にも力を注いだ。今回公開されるのは、福岡市博物館が所蔵する「四季花鳥図杉戸絵」全30面。旧福岡藩主黒田家の別邸・友泉亭の座敷を飾っていた杉戸の表裏に描かれたもので、春夏秋冬の草花や鳥たちを清らかな筆致で描き出している。前期(〜10月13日)と後期(10月15日〜)に分けて展示替えが行われる。

・2025年9月17日(水)~11月9日(日)
・9:30〜17:30(最終入館17:00)
・休館:月曜(祝日の場合は翌平日)
・¥200、高大生¥150、中学生以下無料
・福岡市博物館
・福岡市早良区百道浜3-1-1
・https://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/625/









