近年、評価が高まる20世紀初頭にパリで活躍した画家、藤田嗣治。生涯にわたって工芸品を愛したことでも知られ、染織品や衣装は絵のモティーフとして重要な役割を果たしている。本展は、パリで名声を勝ち得た1920年代の作品から、中南米旅行を経て日本に帰国していた時代の作品を中心に、画中に描かれた染織品を通じて藤田の画業を検証する。また、画家として世に出る前から、布の収集や針仕事にも熱心であった藤田が集めた布や、自ら製作した衣服や小物も展示される。
・10月17日(土)〜12月13日(日)
・9:30〜17:30(最終入館17:00)、7月〜10月は金土曜のみ20:00まで(最終入館19:30)
・休館:月曜(祝日の場合翌平日)
・一般¥1,300、高大生¥800、中学生以下無料
・福岡市美術館
・福岡市中央区大濠公園1-6
・092-714-6051
・https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/fujita/