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早春の風物詩・酒蔵開き

本酒といえば有名なブランドは関西なら「灘」「伏見」、有名な銘柄を持っているのは新潟、石川などでしょう。もっと有名なところがあるのでしょうが、日本酒に詳しくないのです。お酒には醸造酒と蒸留酒がありますが、私は醸造酒に弱いようで、これまでひどい二日酔いをしたのはすべて醸造酒。ワイン(醸造酒)だけは飲めるようになりたいと訓練しました(こんなことで訓練するな!という声が聞こえてきます)。もうひとふんばりして、日本酒もたしなめるようになろうと考えています。

そして絶好のチャンス到来。新酒の季節、それが2月、3月です。寒いところが日本酒の生産地だと思われていますが、ここ福岡にも美味しい酒をつくる酒蔵があります。酒造りに欠かせない要素といわれている「美味しい米、美味しい水、良質な自然、技術」の条件が福岡にはあるのです。なにせ、日本でもっとも古い水田跡が板付遺跡から発見され、稲作発祥の地といわれているのですから。
福岡県内にはおよそ70軒の蔵元があり、有名なのは筑後川河畔の「城島(じょうじま)」。2月、3月の早春、新酒が楽しめる「酒蔵開き」が行われます。菜の花も満開、ツクシも顔をのぞかせている頃です。「冨の寿」をつくる冨安、「玉出泉」の大賀酒造、有名な清力(せいりき)酒造なども3月に蔵開きします。また福岡市内でただ1軒の造り酒屋「石蔵酒造」は博多区堅粕1丁目で「吟醸・如水(じょすい)」や「仙がい」「祝いめでた」など博多ゆかりのブランドを造っており、3月17日、18日の週末に酒蔵を開放しています。

詳しい酒蔵開き情報は www.fukuoka-sake.org/nihonnsyu/event/kaihou.html

でチェックして行ってください。必ず予約することと飲酒運転は絶対しないことを約束してくださいね。バスツアーなどもあるはずです、探してみましょう。

お問合せ先/日程

福岡県酒造組合 092-651-4591
石蔵酒造 福岡市博多区堅粕1-30-1 092-633-5100 3月17日(土)、18日(日)
冨安 久留米市山川町326 0942-43-6391 3月4日(日)
大賀酒造 筑紫野市二日市中央4-9-1 092-922-2633 3月10日(土)11日(日)
清力酒造 大川市鐘ヶ江9-1 0944-87-2145 3月11日(日)

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn99, Mar. 2007)

 

Category
Art & Culture
Fukuoka City
Published: Mar 1, 2007 / Last Updated: Jun 13, 2017

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