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今月のイチオシ

うこそフクオカ・ナウへ!私たちは、福岡を愛し、良く知る編集のプロとして福岡のタイムリーな情報を世界に向けて1998年より発信しています。

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美野島商店街
博多駅や天神からわずかな距離にありながら、昭和の香りを色濃く残す商店街。昔ながらの風情そのままに魚屋や八百屋など50店舗程が軒を連ね、通りを歩くと商店街を支えてきた商店主らが優しく声をかけてくれる。井出商店では、昔からそうであったように、毎日早朝から豆腐を手作りしている。ここの豆腐や豆乳を買うために美野島を訪れる人もいるとか。昭和32年以来変わらぬ味とほぼ変わらぬ値段(1個43円!)の江上食品のコロッケは、誰もが認める美野島商店街名物。購入して熱いうちにいただこう。そして、この商店街で外国人にとっての案内所的役割を果たすのがゲストハウスのコステル美野島。1階にあるカフェでゆっくり過ごしてもいいし、宿泊もできる。新旧混じりあう下町らしいおおらかな雰囲気を博多で感じるには最適の場所だ。More details and photos here!

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美野島商店街
福岡市博多区美野島1丁目17-15(振興組合事務所)

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うめのま
高い天井が印象的なオリエンタルな雰囲気漂う店内で、高級茶の産地として知られる福岡県八女産のお茶やオリジナルの和菓子を気軽に楽しむことができるカフェ、うめのま。12年連続日本一に輝く玉露(¥700)や、味わいによって異なる3種類の抹茶は、餡を薄い寒天で包んだあんこ玉(¥350)などの甘味と一緒にいただいてもいい。また、和スイーツの定番あんみつ(¥800)は、果物や寒天、豆、白玉だんご、あんこ、アイスクリームなどオリジナルスイーツが一皿にたっぷり詰まった人気メニュー。かき氷などの季節ごとに登場するスイーツや、植物素材のみで作るアイスクリームなど、厳選された素材をつかって丁寧に作られたこだわりのメニューが揃う。

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うめのま
福岡市中央区渡辺通3-1-16
092-726-6119
11:00~19:00
不定休
http://umeyamateppei.com/muscat2c/

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いまとみ
蕎麦は、お腹を満たす食材としてだけでなく、大人の「粋」を表す文化的側面もあることを、まず覚えておきたい。さっと食べる立ち食いスタイルの店もあれば、うどん店で麺の選択肢の一つとして提供されるし、酒と一緒に蕎麦専門店で嗜む等、様々な楽しみ方がある。今回紹介する蕎麦店「いまとみ」は、日本固有のものを丁寧に繋いでいきたいという店主の想いを、蕎麦店として表現する「おもてなしの場」だ。信頼おける熊本県水上村の生産者から届くソバの実を店内にある石臼で粗挽きし、わずかなつなぎを入れて毎朝手打ちする蕎麦は、蒸籠に盛られて提供される冷たい蕎麦「セイロ」や、温かい出汁がかかった「かけそば」などのメニューで食べることができる。忙しいランチ時には蕎麦単品でも十分だが、珍しい肴が揃っているのも同店の特徴の一つ。ここはひとつ、蕎麦の定番メニューの「にしん煮(鰊を醤油ベースで甘辛く煮たもの)」や、鴨も味わってもらいたい。もちろん、料理が出てくるまでの間は、日本酒を嗜むのが「粋」な蕎麦屋の楽しみ方。何を頼んでいいのかわからない場合は、付き出し3, 4品と日本酒半合(デザートに変更可)蕎麦のセット(¥1,900)もおすすめだ。

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いまとみ
福岡市中央区高砂1-22-9
11:30 ~ 14:00, 18:00 ~ 19:45(L.I.)
祝日:日祝日
予約:可(予約推奨)
092-526-4504
http://www.sobagui-imatomi.jp/

メニュー:せいろ¥840(大盛り+¥350、おかわり¥650)、かけそば¥840、海老天ぷらそば¥1,600、鴨焼き¥1,400、天ぷら盛り合わせ¥1,600、穴子の一本揚げ¥1,300、にしん煮¥900、だし巻玉子¥850、ビール(ハートランド)中瓶¥700、日本酒(100ml)¥500~600

Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn201, Sep. 2015)

Category
Art & Culture
Fukuoka Prefecture
Published: Aug 27, 2015 / Last Updated: Jun 13, 2017

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