Now Reports

一人からはじめるボランティア活動

ウデショ?

米国を襲ったハリケーン・カトリーナやパキスタン地震はたくさんの尊い命を奪い、また多くの人がホームレスとして生活を余儀なくされてる。堪え難い過酷な生活状況は今も変わらず、特に体の弱い高齢者たちは、希望なき日々を送っているの。


そしてこの福岡でも、路上で生活をしている1人の老人がいます。冬の寒さに耐え、近くの公園の水道水を飲み、道行く人々からの食べ物をもらい、彼は両手に持てるだけの荷物で、年中外で暮らしてる。彼は体こそ弱いけれど強靭な精神力を持っているわ。彼のようなホームレスを救い仕事を探してくれる慈善団体もあるけれど、彼の年齢、体のことを考えると仕事を得るのは難しい。そんな中でも、タバコの吸い殻やゴミを広拾い、また落ち葉をかき集め、道をきれいにする事を彼は自分の仕事として誇りをもっている。そして彼の一番の楽しみは私が彼にプレゼントするロト券。豊かな生活を夢見ることね。
私たちが最初に出会ったのは私が近くの学校に勤務していた頃のこと。彼の助けになりたい気持ちはあったけれどやはり少し怖かった。彼に恐る恐るお弁当を届けた日のこと今でも忘れない。彼はとても喜んでくれて・・・それは彼と私のギブアンドテイクな友情の始まり。それから9年、私は彼に毎週食べ物や日用品を届け、彼も私を時には祖父のように優しく接してくれた。お金がないのに、私に息子が誕生した時はプレゼントを買ってくれたわ。私が帰るときは必ず「気を付けなさいね」と気遣ってくれる。彼との友情は日本にいる15年間でもっとも心温まるものよ。
今年の暮れイギリスに帰ることになった私。気がかりなのは彼の事。そこで私の代わりを探しているの。もし貴方がこれを読んで、「自分のことは自分で…」とか、「経済大国なんだからホームレスなんてありえない!」って思っていれば、仕方がないわ。
地震やハリケーンによってホームレスとなった人達に募金をしたみなさん、彼だったら直接会話を交わして助けてあげることができる。もしこれを読んで私の親友を助けたいって人がいたら、是非連絡を下さい。みなさんの親切心を信じているわ。ドォデショ。
E-mail: umelou@yahoo.com

ホームレス援助団体情報
福岡おにぎりの会 Tel: 092-431-4785
年間を通して路上で暮らす人たちへの夜間炊き出し(12月~3月の2週までは毎週、その他は月一回)を行う。また募金や日用品の寄付も募っている。
博多ニューライフ教会 Tel: 092-481-5477
1日も早い自立と社会復帰を願い、パン・果物等の食料配布をほぼ毎日行っている。また、毎月最終土曜日の午後には、博多駅近くの出来町公園で炊き出しも行っている。

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn84, Dec. 2005)

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Fukuoka City
Published: Dec 1, 2005 / Last Updated: Aug 1, 2019

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