炊きたての湯気、つややかな粒立ち、噛むほどに広がるやさしい甘み。
2026年8月8日、福岡・赤坂にオープンする「赤坂明徳」は、ごはんを主役として味わうレストラン。店の中心にあるキッチンを囲むカウンター席は、炊きたてごはんを中心に据えた「米Lab」。そして、和牛の魅力を多彩に引き出す完全予約制のコース料理を楽しむ「肉Lab」を併設しています。

使用する米は、熊本・阿蘇山の湧水で育った明徳農場の「明徳米」。品種はミルキークイーンで、注文ごとに土鍋で丁寧に炊き上げます。ふたを開けた瞬間に立ちのぼる甘い香り、口に含んだときのもっちりとした食感。まずは何も添えず、そのまま味わいたい一杯です。

山口県宇部市で和食店「明徳」を営む株式会社明徳の代表取締役社長・明徳親典さんは、初となる福岡出店への思いをこう話しました。
「福岡は食の街であり、海外からのお客様もたくさん集まる街。米と牛をシンプルに、福岡から世界に向けて発信できたなら、どんな反応をいただけるのかと思い、山口・宇部から出てまいりました」

京都の料亭をはじめ、山口でも料理人として腕をふるってきた明徳さんが大切にしているのは、素材そのものの力をまっすぐに伝えること。
「いろいろな調理方法がありますが、シンプルでおいしく、うれしく、分かりやすいというのが私の本望です」
米Labでは、まず炊きたての白米をそのまま味わい、次に有明海の一番摘み海苔で包んで楽しみます。さらに、自家製明太子、からすみ・とろろ、枕崎産の削りたて鰹節と卵黄を基本に、本まぐろ漬け、しらすおろし、明徳牛など、好みの白ご飯のお供を組み合わせながら、自分だけの一膳を見つけていく趣向です。

基本の御膳は、土鍋ごはんを中心に、味噌汁、漬物代わりにも摘めるサラダ、海苔などが美しく並びます。白ご飯を味わうための小さなコースで、白米そのものの甘みから、海苔や卵、明太子との組み合わせまで、味の変化を少しずつ楽しめます。
これに、手元のコンロで仕上げる明徳牛100%のハンバーグや、すき焼き、牛カツなどを追加してセットにすることもできます。

炊き立てでいただく白ご飯について、料理人でもある明徳さんは「口に頬張ってお米を主役にするには、特徴のあるミルキークイーンが一番適しているのではないか」と話します。寿司には米の輪郭が際立つよう、古米や古古米を使う一方、炊きたての白米として味わうなら、香りともっちり感のあるミルキークイーンが合う。そんな料理人ならではの視点が、米Labの軸になっています。
一方の肉Labは、カウンター8席のみ。使用するのは、鹿児島県鹿屋市の生産者「うしの中山」が特別に育てる明徳牛です。うしの中山は、和牛のオリンピックとも呼ばれる全国和牛能力共進会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した実績を持つ生産者。明徳牛は、その中から明徳のために厳選されたオリジナルブランド和牛です。

米Labでは、明徳牛をハンバーグ、すき焼き、牛カツなど、ごはんに合う形で気軽に味わえます。
肉Labでは、出汁で始まり甘味で締めくくる全13〜14品の割烹コースで、生食、湯引き、低温調理、焼き物など、和牛の魅力を多彩に表現。キャビアと和牛のおはぎ仕立て、和牛三種食べ比べ、トリュフ香る茶碗蒸し、和牛ステーキ、ウニメンチカツ、すき焼き、そして、炊き立てご飯も登場します。

オープン前に行われた内覧会では、カタカタと音を立てながら湯気を上げる土鍋や、美しくサシの入った和牛の塊、迫力ある本まぐろの切り身など、美しい食材が披露されました。調理される様子を眺めるライブ感ある食事は、赤坂明徳ならではの魅力です。

赤坂明徳
- 福岡市中央区赤坂1-13-8 赤坂ウイング1階
- 10:00〜22:00(L.O. 21:30)
- Tel. 092-401-6688
- 不定休
- https://akasaka.myotoku.jp/
- Instagram:@akasaka_myotoku
- メニュー:白舎利膳¥1,560、白舎利とハンバーグ膳¥2,730、白舎利とすき焼き膳¥2,730、白舎利と牛カツ膳¥2,730、おかわり釜飯¥300、和牛ユッケ¥980
赤坂明徳 肉Lab
- 完全予約制、一斉スタート
- 昼:11:00〜、13:00〜
- 夜:17:00〜、19:30〜
- 8席、カウンターのみ、和牛割烹コース¥12,800