最近の親不孝通りって…、「らしさ」がなくなってきてますからぁ～。残念! 中洲の風俗街ってもう全国区なのにさ、なんでまた親不孝を風俗街化してんの？ っていうか、目立ち過ぎだっつーの。以前も親不孝にあったよ、風俗。でも、あんまり人目に付くって感じじゃなかったよね。今じゃ、女の子の写真もガンガン表に出てて、気付かないってのは、ありえな～い。
親不孝が風俗街化し始めた第一波は、ド派手な黄色いテレクラ。これが引き金になって今じゃ、キャバクラ、ショーパブ、ランパブ、もう乱立状態。ポン引きだって、通行人に声掛けまくり。ぶっちゃけ、ウザいっつーの。以前よく行ってたバーも月イチでランジェリーショーを始めて、女の子が踊る姿を店外のモニターで映してんの。他のバーではさ、デリヘルのチラシがたくさんあったりしてさ。ヘルス(嬢)のデリバリーってことで、デリヘル。まっ、こういう日本語の表現って超カワイイって思うけど。
ちょっと誤解しないで欲しいんだけど、風俗産業に対して文句を言ってるわけじゃないのよ。オレ、嫌いじゃないよ。むしろオモシロい話がきけて楽しい。でも、風俗街は中洲だけでいいって思う。例えば、中洲に行きつけのレストランがあるんだけど、周りがほら、風俗関係だから友人や家族を連れて行く場合ちょっと抵抗があるんだ。場所が場所なだけに、理由もなく「いや、違うんだよ」ってオレ、変に言い訳なんかしてさ。で、この前、親不孝を人と歩いてて同じように意味のない言い訳をしてたの。「違う、違う！」って。風俗関係が目立たずに、単純に飲めて踊れて楽しめた古き良き親不孝が懐かしいよ。ったく、親不孝を第二の中洲にしちゃダメだっつーの。ドォデショ？
毎回シリーズでお届けする「ドォデショ？」。あなたも日頃の疑問や不満、提案なんぞを思うがまま、筆の動くがままに書き綴ってみてはいかがでしょう。。
Illustrations by Shirley Waisman
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn74, Feb. 2005)
