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J1復帰を目指すアビスパ福岡を応援しよう!

民サッカークラブとして親しまれている「アビスパ福岡」は、静岡県藤枝市のチームだった「藤枝ブルックス」が前身です。1993年、福岡青年会議所や県サッカー協会が中心となり、市民を巻き込んで、福岡市にサッカーチーム誘致を求める署名運動が起こりました。その結果、わずか3カ月間で約50万人の署名が集まり、1994年には藤枝市から福岡市への移転が決定したのです。

翌年の1995年にはJリーグに昇格、チーム名はスペイン語で「くまんばち」を意味する「アビスパ」に変更されました。市民サッカークラブとして福岡に誕生してから13年、残念ながら2006年にはJ2に降格してしまいました。しかし、昨年から元ドイツ代表で、ワールドカップ優勝も体験しているピエール・リトバルスキー氏が新しく監督に就任して注目を集めています。リティのニックネームで呼ばれる監督は「福岡に来た理由はひとつだけ。J1に戻ること」と言います。

アビスパ福岡は、市民はもちろん、福岡市や企業などが一体となって応援しています。アビスパと福岡市が協力して各区の親子サッカー教室や観戦招待事業、地域に根ざした活動も行っています。また音サッカー(視覚障害者による音の出るボールを使った競技)や東区雁の巣にあるアビスパ本社横にあるフットボールセンターでは、幼児と小学生を対象にしたサッカースクールなどを行っています。この中から将来のアビスパ選手や日本代表選手が生まれるかもしれません。

3月16日の開幕戦から、J1昇格を目指した怒濤の試合が楽しめることを期待して応援しましょう。本拠地の博多の森球技場も3月からはネーミングライツ(命名権)契約を福岡市に本社があるゲーム制作会社「レベルファイブ」と結び、今後3年間は「レベルファイブスタジアム」通称・レベスタとして親しまれます。4月は12日、20日、29日にレベスタでリーグ戦が行われますので、ぜひ応援をお願いします。

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn112, Apr. 2008)

 

Category
Art & Culture
Fukuoka City
Published: Apr 1, 2008 / Last Updated: Jun 13, 2017

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