ドォデショ？
注意：以下の文章には皮肉やブラックジョークを含みます。充分ご注意ください。 新ドライビング基準？！ ややっこしい免許取得に始まり、路上での運転に至るまで、日本での「車の運転」にはホントうんざりしているんだ。…とはいえストレスを溜めてばっかりもいられないので「運転はゲームである」
と仮定してみた。事はシンプル、目的地まで時間通りに辿り着くことだ。さあ、ゲームスタート！ 途中の障害物ってのはゲームにはつきもの。まずは、ビンボー人の味方 – チャリ、社会に役に立つ騒音をまき散らす – バイク、中古車や安物を乗り回す若葉マーク。まだまだあるぞ、当たれば一発、こっちまであの世行きになりかねない – 特攻カー。そして誰もが避けて通りたい、見た目ヤ○ザっぽい黒い窓ガラスの外国車。その脇をうまくすり抜けて突き進む。１ステージクリア！しかしまだまだ先は長い。ノロノロと排ガスをまき散らすバス、スピードを出して排ガスをまき散らすトラック、そこいら中に繁殖するタクシー。それに当たり屋なんてのに出くわした日にゃ最悪だよ。相手に警察とか弁護士の親戚がいない事をひたすら祈ろう。…極めつけは市のパトロール隊だ。警察でもないのに6月からは駐車禁止のキップも切れるようになる、と全く頭が痛い。 そこで「道路攻略法」を伝授するよ！まず、自動車学校で習った事は全てさっぱり忘れろ！ ウィンカーは取っぱらってしまえ、日本では必要ないからね。事故を起こしたら一番に警察を呼ぶ事、不利になるだけだから決して謝ってはいけない。バイクは行政が運営している駐「輪」場に停める事。安全な車間距離なんてナイ！できるだけ前方車の真後ろにつける事、これで割り込まれる心配はない。優先順位なんてナシ、ルールもナシ！ 極めつけ！道路標識の新解釈：駐車・停車禁止（車内に居る限り、駐車OK）、駐車禁止（ 駐車中車にいる必要もなし）、追い越し禁止（やるんなら超スピードで）、右折禁止（タイミングよくなら曲がって良し）、障害者用駐車場（駐車スペース確保、ラッキー）、制限速度（＋30キロまでならOK。これ常識）、横断歩道（タクシー停車位置）、黄信号（進め）、右折信号（できるだけスピードを上げ、直線ダッシュ） ホラな？これで時間通り目的地にたどり着いただろ？日本での運転は工夫しだいでこんなに楽しくなるもんだ・・・ってもちろん全部ジョークだけどさ。ね、ニッポンの道路事情ドォデショ？
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn90 Jun. 2006)
