福岡アジア美術館は、1999年にアジアの近現代美術を専門的に紹介する世界に唯一の美術館として開館。その開館20周年を記念し、約3,000点のコレクションの中から、アジアの地域性が色濃く表れている作品を中心に約300点を地域別に公開し、アジア美術の100年間をたどります。
展覧会の第一部では「東アジア」「東南アジア」「南アジア」の重要な近現代美術に加え、ローカルな文脈で生まれた民俗芸術、路上で花咲いた大衆芸術など、当館以外ではまとめて見ることのできない幅広い作品を一挙公開。第二部「アジアのなかの福岡」では、当館の滞在制作事業によって福岡で生み出されたアジアの作家たちによる選りすぐりの作品をご紹介。さあ、パスポートのいらないアジアの旅へでかけよう!
ウェイ・インジョウ(魏瀛洲)[中国]《五穀豊穰》1950年代、福岡アジア美術館蔵
・2019年10月5日(土)~11月26日(火)
・9:30~18:00(入場17:30まで)※金曜、土曜9:30〜20:00(入場19:30まで)
・休館:水曜
・一般¥1,000、高大生¥800、中学生以下無料
・福岡アジア美術館
・福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7,8F
・092-263-1100
・https://faam.city.fukuoka.lg.jp/
ウ・ティエンチャン(呉天章)[台湾]《春宵夢IV》1997年、福岡アジア美術館蔵
ナインウィン[ミャンマー]《シュエダゴン・パゴダの西入口》1985年、福岡アジア美術館蔵
モリ・キンセン(森錦泉)[インドネシア・日本]《スンビン山の眺め》1930年代か、福岡アジア美術館蔵
作家不詳(ヴァルマ・プリント)[インド]《マトゥラーへ向かうクリシュナ》20世紀前半、福岡アジア美術館蔵