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博多旧市街まるごとミュージアム

START: Oct 31, 2018 END: Nov 4, 2018

新の現代アートを、街中で楽しむ屋外型アートイベント「まるごとミュージアム」。今回は、アジア美術館、博多座、上川端商店街、冷泉公園、龍宮寺、出来町公園が会場だ。福岡で活躍する作家や、海外のアートフェスティバルでも活躍する日本初出品の海外作家など国内外の7組による多彩な表現が、期間限定で展示される。夕方からは博多ライトアップウォークが近隣で開催されるので、コンテナを使った映像作品や、巨大な人型バルーン、博多に伝わる人魚伝説をモチーフとした絵画など、アートもライトアップも今週末はたっぷり楽しめる。

・10月31日(水)〜 11月4日(日)※冷泉会場のみ11月1日~11月3日まで
・10:00~22:00
・入場無料 ※龍宮寺会場のみ17:30以降はライトアップウォーク(チケット必要)
・出来町公園、龍宮寺、「博多町家」ふるさと館、冷泉公園、博多座、福岡アジア美術館
092-711-4969

「空気の人」

透明なビニール1枚で隔てられただけなのに、そこにできた無視できない空気のかたまり。はじめは等身大の人だったものが、その後、巨大化していき、日本各地に出没している。今回の展示作品は、なんと全長18 メートルの《空気の人》が冷泉公園に出現。芝生の上でいっしょに寝転んでみると面白さが膨らむはず。※雨天の場合、別会場で展示予定

鈴木 康広
1979年生まれ、東京在住の美術作家。日常の見慣れた事がらを、遊び心にあふれた独自の「見立て」によって作品化し、注目を集めている。

・冷泉公園
福岡市博多区上川端町7

「山の形」

富士山のような均整のとれたフォルムだが、よく見るといくつもの大きさの輪だけで出来上がっている。スウェーデンで今年発表したシリーズの新作で、今回は夜の展示にあわせて、特殊な照明(制作:市川平)が装備される。連続するリング構造と光のコンビネーションによって、一体どのような効果が生まれるのだろう。

牛嶋 均
1963年生まれ、久留米在住の美術作家。舞踏家・田中泯との出会いから、身体パフォーマーとしても活動。遊具としても遊べる造形作品で知られている。

・出来町公園
福岡市博多区博多駅前1-10

「Are Atoms Alive?」

20フィートの海上運送用コンテナ9本をつかった大掛かりな映像インスタレーション。まるで出来町公園の上にぽっかりあいた夜空と私たちをつなげるかのように、7分間の物語はある科学者の研究室からはじまる。壮大な宇宙のパノラマ、地球上での慌ただしい日々、美しいミクロな世界などをめぐる、そんな物語が多彩な手法で紡ぎだされる。

ストーリーボックス
2010年に設立されたマルチメディア・スタジオ。ニュージーランドを拠点に、「物語」を多彩な手法で紡ぎだす作品を次々に発表。

・出来町公園
福岡市博多区博多駅前1-10

「水とみる夢」

八女和紙を使った大小10以上のランタンが、龍宮寺三宝大荒神堂内を彩る作品。
福岡の街をテーマに、紙で作ったランタンによる光のインスタレーション作品を、龍宮寺三宝大荒神堂内に設置する。これは平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業である。ランタンの有機的な形は、作家が福岡滞在中に目にして印象的だった博多べいや古い建築物など、博多旧市街の伝統的な要素から着想を得たものである。やわらかな光のインスタレーションをご期待。

ヴー・キム・トゥー
1976年生まれ、ベトナム・ハノイ在住の美術作家。福岡アジア美術館のレジデンス事業で9月より2か月間福岡に滞在し、川端通商店街の16店舗の日常を暖かな視点で構成した映像作品を制作する。

・龍宮寺
福岡市博多区冷泉町4-21

・「博多町家」ふるさと館
福岡市博多区冷泉町6-10

「人魚の見た世界」

龍宮寺に伝わる人形の伝説をモチーフに制作された平面作品。人魚がここにくるまでどんなところにいたのだろう。海での世界とは違うまだ見ぬ世界。好奇心でやってきたのか迷い込んだのか。たくさんの不思議の中で、いまも大切にみんなの中に生きている,そんな人魚に想いを馳せて制作された新作です。僧侶でもある彼女が描く色彩豊かでユニークな作品とお寺との親和性は必見。

とよだまりさ
北九州在住の画家。僧侶。福岡市文化芸術振興財団機関紙「wa」78号の表紙を飾った「とよだまりさ」。

・龍宮寺
福岡市博多区冷泉町4-21

「魔法の薬」

一風変わった格好の女性がカラフルな台所で作る薬のような食事と、それを食べる4人の男性。今年5月から約2カ月間滞在し、福岡の人々とともに制作した近未来的な映像作品を、福岡アジア美術館では、カラフルな撮影セットとあわせて、映像インスタレーション作品として発表する。これは、平成30年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業である。博多座グランドビジョンは予告映像の上映となる。

モー・ジアチン
1993年生まれ、中国・杭州在住の映像作家。福岡アジア美術館のレジデンス事業で本年5~7月に福岡に滞在し、福岡の人々とともに、近未来的な台所をイメージした映像作品を制作。

・福岡アジア美術館
福岡市博多区下川端町3-1・8F

・博多座グランドビジョン
福岡市博多区下川端町2-1

「店を見る」

2015年の福岡滞在時に、川端通商店街の16店舗を約2週間かけて撮影した映像作品。各店舗の朝の開店時と、店主や店員による営業中の様子が、小学生男児のかわいらしいナレーションで、暖かく綴られています。今回作品の舞台である川端通商店街での初めての展示となる。

チュンリン・ジョリーン・モク
1984年生まれ、香港在住の映像作家。2015年福岡に3か月間滞在し、川端通商店街の16店舗の日常を暖かな視点で構成した映像作品を制作。

・川端通商店街(熊本銀行前) 
福岡市博多区上川端町

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Published: Sep 28, 2018 / Last Updated: Nov 2, 2018

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