今年度の福岡アジア文化賞（芸術・文化賞）を受賞した、パキスタン出身の美術家シャジア・シカンダー氏の作品展示が行われる。ムガル朝の古都ラホールに生まれたシャジア・シカンダー氏。米国に留学し、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの修士課程に学び、現在はニューヨークを拠点に活発な制作活動を続けています。ムガル朝の伝統に連なる細密画の世界に、最新のデジタル技術を駆使し、伝統絵画を今を生きる魅力的な造形として蘇らせた彼女。世界が抱える困難な課題を、今日的な造形によって暗喩的に描き出し、新たな芸術表現を切り開いてきた姿は、南アジアの女性アーティストのロールモデルとなり、後に続く世代に道を開き続けています。
【福岡アジア美術館 ７Fロビー展示作品】《SpiNN》2003年 アニメーション（6分30秒） 福岡アジア美術館所蔵
・2022年9月23日（金祝）〜11月27日（日）
・福岡アジア美術館7Fロビー（福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7・8F）9:30〜20:00、水曜休館
・Artist Cafe Fukuoka（福岡市中央区城内2-5）11:00〜19:00、月曜休館
・入場無料
・https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/15860/
【福岡アジア美術館 ７Fロビー展示作品】《混乱の歓び》2016年 アニメーション（10分7秒） 作家所蔵
【Arthist Cafe Fukuoka ギャラリー展示作品】《視差》2013年 3チャンネルのアニメーション 15分30秒 音楽 ドゥ・ユン
Shahzia Sikander Portrait by Dan Gurton
