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Studio Kura 展覧会

START: Mar 25, 2023 END: Mar 26, 2023

島にあるアートギャラリー Studio Kura(スタジオクラ)では世界各国からアーティストが訪れ、数カ月間滞在しながら制作に励むレジデンスプログラムを行なっている。プログラムの最後には、その成果を発表する展示会が実施される。今回は9組10名のアーティストによる作品が展示される。

・2023年3月25日(土)、3月26日(日)
・アーティストトーク:3月25日14:30~
・11:00~17:00
・入場無料
・Studio Kura
福岡県糸島市二丈松末586
092-325-1773
https://studiokura.info/

01. Helen Zhu / ヘレン・チュー(Australia)
タイトル:” i am a big girl now”

シドニーダラワールに暮らし、作品を制作している中国系オーストラリア人のアーティスト。ナショナル・アート・スクールで絵画を専攻し、美術の学士号を取得。糸島に2カ月間滞在している中で経験した色、音、視覚的な刺激からインスピレーションを得た作品群を制作。

02. Anna Révész / アンナ・レヴェシュ(Australia)
タイトル:”Light Traces”

アデレードを拠点とする新進気鋭のアーティスト、アンナは、写真とミクストメディアによる作品を制作。時間や空間の不確定性を探求し、過去と現在の瞬間の相互関係をテーマに制作活動を行う彼女は、今回の展示では、個人的・集団的な記憶の存在や、出会った場所や人々の層を分解・再構築することに注目。展示には、詩の一節も添えられている。

03. Andrina Manon / アンドリナ・マノン(Australia)
タイトル:’Manon’s Kitchen, Itoshima’.

オーストラリアのシドニーを拠点とする画家兼イラストレーター。作品「マノンのキッチン」は、食事を共有する個人的・文化的な概念を探求する、シュールで半自伝的な水彩画と立体作品シリーズ。彼女が作るのが好きな料理や、他人と共有した食事をインスピレーション源に、食事を楽しむ喜びや食事を共有する喜びを捉えている。

04. Jae Youl Jeoung / ジェユル・ジェヨン(Korea)
タイトル: “Noon Edelweiss”

韓国出身のジェヨンは1992年生まれ。2011年から1年間、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズで美術(ファウンデーション・ディプロマ)を学び、その後2018年にチェルシー・カレッジ・オブ・アーツで美術の学士号を取得。作品「ヌーン・エーデルワイス」は、過去の個人的な思い出や物語の断片を、糸島での生活に投影したもの。忘れ去られたり記憶の他にも、身体と心から離れずまだ覚えられているものが、過去と現在の区別なく生き続けている。それらは様々な形で反映され、隠せない真の意図を明らかにしています。花とその香りのように…。

05.Liisa Kruusmägi / リーサ・クルースマギ(Estonia)
タイトル:”Yokai Tea Party”

リーサ、エストニアのタリン出身のイラストレーター。人物やペット、ユーモラスなものを描くことが得意で、鮮やかな色彩を用いた作品で知られている。周囲のものと自身の思考や感情を組み合わせた独特のスケッチを描き、それらを基に大きな絵画を制作する彼女。1カ月間の日本滞在で、彼女が見たり経験したことを元にした作品は、絵画やスケッチ、小さなオブジェ、ミニコミックなど、神話や新旧の文化、自然をミックスさせたものだ。

06.Ellie Lauritsen / エリー・ローリッツェン(Australia)
タイトル: “The Third Place”

エリーは、人類学的なアプローチで写真撮影を行い、私たちが生活し、働き、遊ぶ空間における建築と人間の相互作用に焦点をあてている。この相互作用が、どのように文化や価値観を形成するかを探求することに興味がある彼女は、6週間にわたる日本滞在中、カフェや郵便局、理髪店などの「サードプレイス」を調査し、これらの空間デザインや美的表現が、日本の文化的価値観をどのように反映しているかを探求。作品を通して、よく考えられた都市計画の重要性と、その都市に住む人々の社会的・経済的幸福に与える影響に光をあてたいと考えている。

07. Taavi Tulev / タアビ・トゥレフ(Estonia)
タイトル:“Made in Japan”

音楽活動を行うタアビは、展示会用のサウンド制作やアルバムをリリースし、自然音の録音、ライブを行っている。音をとらえ、抽象的で異質なアートを作り出してきた彼のコンセプトは、常に物語性のない瞬間の中にいることである。

08. Hanna Wainio / ハンナ・ワイニオ(Canada)

カナダ・オンタリオ州サンダーベイ出身のイラストレーター、ハンナ。陽の光に包まれた猫や、葉の上で宝石のようにきらめく露のように、彼女の作品は、満足感、魔法、休息の小さな瞬間について描かれている。Studio Kuraに滞在中、ハンナは「Koo & Gully and the Rabbit on the Moon」という絵本を制作。眼鏡をかけた鳥と、遠く離れた場所に住む友だちのウサギの話で、いつか一緒にピクニックをすることを夢見ている。この展示の後は、イラストとデジタルイラストを組み合わせて絵本に仕上げる予定だという。

09.Caryl Song & Charmaine Tan / キャリル・ソング&シャーメイン タン(Singapore)
タイトル:“Sights for Sore Eyes”

キャリル・ソングとシャーメインの、二人のシンガポール人アーティストによるコラボレーション「疲れた目に優しい光景」。日本滞在中の経験や視点を、共同作業で表現。共有された経験や一緒に過ごした時間を、二人の独自のレンズを通して解釈し、プライベートな旅のニュアンスを讃えながら、集合的なビジョンを示している。

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Published: Mar 24, 2023 / Last Updated: Mar 24, 2023

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