千本釈迦堂の名で親しまれる京都の大報恩寺は、鎌倉時代の1220年(承久2年)に、義空上人が開創した。本尊は、快慶の一番弟子、行快が制作した釈迦如来坐像で、行快の代表作の一つだ。釈迦如来坐像に侍り立つのは、あまたの釈迦の弟子から選りすぐられた10人の僧侶の像。この十大弟子立像は、快慶の最晩年の作である。またこのほかに、運慶晩年の弟子・肥後定慶による六観音菩薩像がそろって残されているのも希少だ。この展覧会では、これら大報恩寺に伝わる「慶派仏師」の名作を紹介している。運慶同世代の快慶、そして運慶次世代の名匠たちによる鎌倉彫刻をぜひ観覧してほしい。
「集合画像」
・2019年4月23日(火)〜 6月16日(日)
・休館日:月曜日、5月7日(火) ※4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館
・日・火〜木:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
金・土(夜間開館)9:30〜20:00(入館は19:30まで)
・一般¥1,600(¥1,400)、高大生¥1,000(¥800)、小中生¥600(¥400)
【夜間割引料金】一般¥1,400、高大生¥800、小中生¥400(夜間開館当日17時以降に販売)
*( )内は前売り料金 前売り券情報はこちら
・九州国立博物館
・福岡県太宰府市石坂4-7-2
・https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s54.html