今から約1000年前に広がり、日本人の生き方に影響を与えた浄土信仰。他の地域とは異なる特色を持つと言われる九州をテーマにした浄土教美術展が、福岡で初めて開催される。展示は絵画や彫刻などの重要文化財を含め、九州各県を代表する作品を中心とした約200点。燦然と輝く極楽浄土の情景や、来迎の姿をあらわす阿弥陀像、信仰の力を象徴する名号などを通じて、来世に願いを託した先人たちの心に触れてみたい。現代アーティストによる地獄のアニメーション作品も展示される。
・9月15日（土）〜11月4日（日）
・9:30〜17:30（最終入館17:00）
・休館：月曜（ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日休館）
・料金：一般¥1,300、高大生¥900、中学生以下無料。（外国籍の方はID提示で¥200引）
・福岡市博物館 特別展示室
・福岡市早良区百道浜3-1-1
・092-845-5011
・http://museum.city.fukuoka.jp/exhibition/pure_land.html
北九州市指定文化財/ 阿弥陀如来坐像/ 北九州市 吉祥寺
福岡市指定文化財/ 楊柳観音菩薩像 一幅/ 福岡市 承天寺
五趣生死輪図/ 福岡県飯塚市/ 西光寺
襖絵「極楽お浄土」/大分県日田市 大超寺
