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筥崎宮 放生会2026ガイド|歴史・屋台・見どころ

毎年9月12日から18日まで、七日七夜にわたって行われる筥崎宮の「放生会(ほうじょうや)」。春の博多どんたく、夏の博多祇園山笠と並ぶ「博多三大祭り」のひとつで、1000年以上にわたり受け継がれてきた福岡の秋を代表する祭りです。

放生会の根底にあるのは、あらゆる生命をいつくしみ、日々私たちが多くの命に支えられていることに感謝するという考え方。期間中は神事や伝統芸能の奉納が行われ、筥崎宮から海へ向かってまっすぐ伸びる約1kmの参道には、約500軒もの露店が並びます。

りんご飴やイカ焼きなどの祭りの定番から、射的や金魚すくい、今では珍しいお化け屋敷まで。さらに、葉付きの新ショウガや放生会チャンポン、おはじきなど、箱崎ならではの風物詩も受け継がれています。昼間は境内や神事をゆっくりと巡り、夕暮れからは灯りがともる参道の賑わいへ。時間帯によって違う表情を楽しめるのも放生会の魅力です。

2年に一度、西暦の奇数年には、神輿を中心とする「御神幸」が行われます。2026年は御神幸のない年ですが、7日間を通して神事や神楽、博多独楽、和太鼓など、多彩な奉納が続きます。祭りの意味を知ってから歩けば、約500軒の露店が並ぶ景色も、いつもとは少し違って見えるはず。放生会の歴史から2026年の見どころ、神事・神賑わい、名物、アクセスまで、Fukuoka Nowが詳しく紹介します。

筥崎宮 放生会 2026ガイド
Presented by 筥崎宮

Hojoya Festival Hakozaki Shrine, 筥崎宮放生会大祭

Photo: Fukuoka City

筥崎宮放生会大祭

  • 期間:2026年9月12日(土)〜9月18日(金)
  • 会場:筥崎宮
  • 所在:福岡市東区箱崎1-22-1
  • 入場無料
  • 公式webサイト
  • 公式Instagram
  • アクセス:福岡市地下鉄「箱崎宮前駅」駅を出るとすぐ参道。筥崎宮本殿まで徒歩約3分、JR鹿児島本線「箱崎駅」から筥崎宮まで徒歩約8分

筥崎宮 放生会2026ガイド INDEX

Hojoya Festival Hakozaki Shrine, 筥崎宮放生会大祭

放生会とは|歴史と意味

「放生」とは、生きものの命を慈しみ、捕らえた生きものを自然へ放つこと。筥崎宮の放生会は、あらゆる生命を大切にし、日々の暮らしが多くの命に支えられていることに感謝する祭りです。秋の実りへの感謝も、この祭りの大切な意味のひとつです。

その起源は、8世紀初めの九州にさかのぼります。南九州で起きた隼人の反乱で多くの命が失われたことを悔い、その霊を慰めるため、大分県の宇佐神宮で放生会が始まったと伝えられています。生きものを水辺へ放つ儀式は、命を慈しむ仏教の考えと結びつき、その後、全国の八幡宮へと広がっていきました。

筥崎宮でも、この考えは千年以上にわたって受け継がれてきました。現在では、春の博多どんたく、夏の博多祇園山笠と並ぶ「博多三大祭り」のひとつとして親しまれています。厳かな神事が行われる一方で、参道には多くの露店が並び、人々が集まって秋の訪れを楽しむ。祈りと賑わいが同じ場所にあることが、放生会ならではの魅力です。

Hojoya, 放生会

Hojoya, 放生会

2026年の見どころ・スケジュール

放生会の7日間は、祭りの中心となる神事に加え、神楽や太鼓、博多独楽など、さまざまな奉納や神賑わいが続きます。

2026年は、2年に一度、西暦の奇数年に行われる御神幸のない年。その分、境内で行われる神事や奉納に目を向けると、放生会のもう一つの魅力が見えてきます。
9月15日に行われる「放生会大祭」は、この祭りの中心となる大切な神事。そして最終日の18日には、子どもたちによる稚児行列とともに、生きものを放ち、命に感謝する「放生神事」が行われます。

境内の舞台では、博多に受け継がれる筑前博多独楽や和太鼓、九州各地に伝わる神楽なども奉納されます。露店を楽しむだけでなく、時間が合えばこうした催しにも足を止めてみると、放生会が長く受け継がれてきた祭りであることを、より身近に感じられます。

Hojoya, 放生会

Hojoya, 放生会

神事・祈願祭・神賑わいスケジュール

2026年9月12日(土)
10:00 初日祭
12:00 琴の献奏(坂本華玉会) *拝殿にて実施
14:00 献菓祭(お菓子を供える神事)
15:00 博多町人文化連盟(幕出し・長持ち道中)

<神賑わい>
10:30 和太鼓演奏(博多美信太鼓・夢来咲輝組)
12:00 ハコフェス2026
13:00 武術演武(日本空手協会)
14:00 フラダンス(ハウオリ・レイ)
15:00 和太鼓演奏(野和太鼓)
16:00 武術演武(不二流体術)
17:00 武術演武(鵬天会・無外流居合)
19:00 博多独楽(博多独楽保存会)
20:00 和太鼓演奏(博多金獅子太鼓)

2026年9月13日(日)
10:00 二日祭

<神賑わい>
10:00 武術演武(護身術空手道 流水会)
11:00 フラダンス(Mili mili)
12:00 演芸奉納(和太鼓表現師 池脇晋輔 ~和文化芸能一期一会~)
14:00 折尾神楽(折尾神楽保存会)
18:00 豊前神楽(山内神楽講)

2026年9月14日(月)
10:00 三日祭
11:00 久原本家供養祈願祭(感謝祭)
19:00 能楽体験講座「箱崎教室」発表会 *拝殿にて実施

<神賑わい>
13:00 演芸奉納(藤桜華の会)
16:00 中川正浩ジャズソロギター
17:00 博多にわか(博多にわか道場)
19:00 アクロステックライブ(専門学校福岡ビジュアルアーツ・アカデミー)

2026年9月15日(火)
10:00 放生会大祭(例祭)
15:00 献華祭(お花を供える神事)

<神賑わい>
16:00 演芸奉納(博多古謡保存会)
17:00 演芸奉納(花柳寿女奈会)
19:00 バンドライブ(RaspberryDream)

2026年9月16日(水)
9:00 五日祭
11:00 献茶式(お茶を供える神事)

<神賑わい>
15:00 武術演武(柳河藩景流居合保存会)
16:00 演芸奉納(博多那能津会)
19:00 演歌奉納(小島よしき)

2026年9月17日(木)
10:00 六日祭
11:30 ふくや供養祈願祭(感謝祭)

<神賑わい>
11:00〜21:00 大道芸大会(九州大道芸劇団)

2026年9月18日(金)
10:00 納祭
14:00 放生神事 稚児行列・童児育成祈願祭(稚魚の放生神事)

<神賑わい>
17:00 ベンチャーズ・GSカヴァー演奏(ブルーレインズ)
19:00 書道パフォーマンス(現代書道アーティスト劔朧)

期間中の展示
9月12日から18日まで、本殿を囲む廻廊では、福岡・博多の各界で活躍する人々が奉納した「ぼんぼり献灯」をはじめ、池坊いけばな展、放生会チャンポン、放生会おはじきの展示を見ることができます。

Hojoya Festival Hakozaki Shrine, 筥崎宮放生会大祭

放生会の楽しみ方

放生会の魅力は、神事だけでも、露店だけでもありません。筥崎宮へ参拝し、境内で奉納を見て、約1kmの参道を歩きながら屋台を巡る。その一連の体験を楽しむのがおすすめです。

まずは筥崎宮の本殿へ。祭りの意味を知ってから参拝すると、その後に続く賑わいも少し違って見えてきます。境内では、日によって神楽や博多独楽、和太鼓など、地域に受け継がれてきた芸能の奉納も行われます。

Hojoya, 放生会

参拝のあとは、海へ向かってまっすぐ伸びる参道へ。期間中はその両側に約500軒の露店が並び、食べ物や射的、金魚すくい、お化け屋敷など、昔ながらの縁日の風景が続きます。近年では珍しくなった露店も多く、歩くだけでも放生会らしい雰囲気を味わえます。

Hojoya, 放生会

Hojoya, 放生会

Hojoya, 放生会

昼は境内や展示をゆっくり見て回りやすく、夕方から夜にかけては露店の灯りがともり、参道の賑わいも一段と増していきます。落ち着いて祭りを見たいなら日中、活気ある雰囲気を楽しみたいなら夕方以降がおすすめです。

Hojoya, 放生会

放生会の名物|博多の暮らし

放生会には、祭りの賑わいだけでなく、博多の暮らしや季節の記憶と結びついた名物があります。なかでも象徴的なのが、葉付きの新ショウガです。

かつて博多では、夏の博多祇園山笠や盆、彼岸などで忙しく働いた商家の女性「ごりょんさん」を労い、夫が新しい晴れ着を用意して放生会へ連れ出す習わしがありました。当時、箱崎周辺にはショウガ畑が広がっており、帰りには新ショウガを土産に買って帰ったといいます。近所へ配る新ショウガには、「放生会へ行ってきましたよ」という晴れの日の報告のような意味合いもあったと伝えられています。

Hojoya Festival, 放生会大祭

Hojoya, 放生会

もうひとつの名物が「放生会チャンポン」。息を吹き込むと「チャン」「ポン」と音が鳴るガラス細工で、かつては巫女が絵付けをする姿も秋の風物詩でした。現在は制作が終了していますが、期間中には廻廊で展示され、その意匠を見ることができます。

博多人形師の技術で作られる「放生会おはじき」も、筥崎宮ならではの存在です。祭りや博多の風物を小さな陶製のおはじきに表したもので、工芸と祭り文化のつながりを感じさせます。

そして、放生会らしい景色として欠かせないのが、お化け屋敷や昔ながらの縁日。新しいものと古いものが混ざり合いながら、毎年同じ季節に人が集まる。こうした名物の一つひとつに、博多の暮らしの記憶が残っています。

Hojoya, 放生会

▶︎筥崎宮 放生会 Eventページ

注意:掲載情報は2026年8月31日時点のものです。これらの情報等が変更される場合がございますので、変更等にお気づきの際にはFukuoka Nowまでご連絡ください。

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