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親不孝通り


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選りすぐり、見どころ福岡

 ウエルカム福岡! ということで、今号は福岡に来たならばここに行ってほしい!これを食べてほしい!これを見ずして福岡へ行ったとは言えません。という福岡、日本の常識、おすすめの観光情報をお届けします。

 しかし、なぜにこの時期に観光情報? なぜなら福岡へやってくる大勢のお客さまをお迎えするためです。2004年11月21日(日)~26(金)の6日間、日本全国、世界各国から国際青年会議所福岡大会のために、な、な、なんと約1万2千人の参加者が福岡へやってくるのです。そこで、わずか1週間という短い期間の中でも、福岡を十分に満喫してもらうべく、行きどき、行くべき情報をお届けしようというわけ。福岡だけでなく、広く日本の文化も取り込みながら滞在中の楽しみ方を提案します。九州福岡に来てラーメンを食べないわけにはいかないし、焼酎だって外せない。あとは日本の温泉で至福の感動を味わうなどなど、福岡必須の7連発。福岡初上陸の方には食、文化、遊び方など、福岡の魅力を紹介し、地元の方にはすっかり当たり前になった日常の感動を再確認するきっかけにしてほしい。そんな気持ちでお届けします。さぁ、歩いて食べて、遊んで飲んで、福岡の街を満喫あれ!
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フクオカトリビア
本題に入る前に地元のみなさんには“オールジャンル福岡雑学”に挑戦してもらおう!
明日は外国人の友達に、日本の友達にへぇ~と言わせることができるはず!
 
Q1. かつてロープウェイの通っていた神社はどこ?
 1. 光雲神社(西公園) 2. 愛宕神社 3. 明治神宮
A1. 2(発車オーライ! 1928年から15年間運行していた)

Q2. 市内に本社を置く企業の中で従業員の多い順に並べると?
 1. JR九州 2. パナソニックコミュニケーションズ 3. 九電工 4. 九電 5. ソニーセミコンダクタ九州
A2. 4-1-3-2-5

Q3, 98年に平和台球場解体時に市民にプレゼントされたモノは何?
 1. 人工芝 2. バックネットのネット 3. フェンス 4. ユニフォーム
A3. 1(他、ベースやベンチなど、ほとんどの備品が無料で提供された)

Q4. 博多駅前にある人参公園の名前の由来は?
1. オレンジ色の月明かりから  2. 朝鮮人参の栽培がされていたから 3. 人参和尚という人に由来
A4. 2(1870年前後、高場乱(たかばおさむ)が黒田藩の子弟対象に講義が行われる人参畑塾もあった)

Q5. 福岡出身でない歌手は誰?
 1. ミーシャ 2. さだまさし  3. 浜崎あゆみ 4. 稲垣五郎 5.鬼束ちひろ
A5. 2, 3, 4

Q6, 1936年、旧岩田屋本館のオープンに集まった人の数は?
 1. 3万9454人 2. 5万人 3. 10万人
A6. 3(当時福岡市の人口は30万人。なんと市民の1/3が岩田屋へ! )

Q7. 現ソラリアプラザにはその昔、何があった?
 1. スポーツセンター 2. ため池 3. 空港
A7. 1 (スケートリンクや卓球場があり、サーカス団まで来たのだとか)

Q8. 福岡出身でないスポーツ選手は誰?
 1. 高橋尚子 2. 魁皇  3. 新庄剛志 4. 松中信彦 5. 福原愛
A8. 1, 4, 5

Q9. 年末年始。次のうち福岡発祥といえば?
 1. 年越しそば 2. 注連飾り  3. 鏡餅
A9. 1(飢饉のあった1242年の大みそか、承天寺でふるまわれたそばが始まりなのだとか)

Q10. 福岡名産ではないお菓子はどれだ?
 1. チロルチョコ 2. マルボーロ  3. 千鳥饅頭 4. ひよこ
A10. 2 (おとなり佐賀県の銘菓です)

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×× 屋台 ××
福岡の夜は、アウトドアでエンドレス

 福岡がもっとも福岡らしい表情を見せるのは、屋台の灯りがともった瞬間かもしれない。中洲や天神、長浜などを中心に、市内に出現する屋台の数は、現在180以上。東京や大阪などをはるかに引き離し、ダントツの日本一なのである。日本全国から訪れる観光客もお目当てにする屋台。メニューのバリエーションは無限大で、アジアっぽくおおらかに飲み食いできるのが魅力だが、ちょっとしたポイントで腹の底から楽しむことが出来るぞ。 
 屋台のネオンが見えたら、のれんをかき分ける前にまず自分に聞いてほしい「トイレは大丈夫?」。屋台にはトイレがない。近くに公衆トイレがあるかも前もってチェックしておくと安心だ。すっきり解決したら、次にメニューを確認しよう。福岡の屋台は、ラーメン、串焼き、おでんというオーソドックスなものばかりではなく、元ホテルのシェフが腕をふるう洋食専門店など多彩。メニューを持たない店もあるので、いろいろと悩む前に聞いてみるのが一番。フレンドリーな店員さんが親切におすすめを教えてくれるはずだ。さらに屋台の大きな魅力は地元のお客さんとのコミュニケーション。3.0×2.5mほどの小さなスペースは、パッとみて満席だったとしても、お客さん同士が協力して、席を空けてくれる。多少キュークツだが、肩を並べて飲むのもこれまた屋台の楽しさでもある。英語が通じないところが多いけど、観光客ウェルカムだから大丈夫。英語がしゃべれるお客さんがいれば、きっとサポートしてくれる。あとは注文して、ガンガン飲んで食べればOK。さぁ、福岡の夜に繰り出そう!

×× ラーメン ××
いつでもどこでも、ラーメンが食べたい

「あー、ラーメン喰いたかー」。九州弁ではあるが、これは日本人の口癖といっても過言ではない。ご飯とみそ汁がなくても困らないが、ラーメンがないと…、という末期的なフリークも多い。ラーメンは大きく分けて、しょう油、塩、ミソ、トンコツの4種類。独自のラーメン文化が発展したラーメンどころが全国津々浦々にあり、そこのラーメンは「ご当地ラーメン」としてブランド化している。我らが福岡の「博多(長浜)ラーメン」もその1つ。試しにインターネットタウンページで、エリアを福岡市、カテゴリをラーメン店で検索すると、511軒がラインナップ。福岡県ともなると1591軒…。お昼にラーメン、晩ご飯にラーメン、ちょっとブレイクにラーメン、飲みのフィニッシュにラーメン…。福岡の人は、隙あらばラーメンをすすり上げる。身の回りにこれだけラーメン店があれば、そうなってしまうのも仕方がないかもしれない。さらに店で食べるラーメンにとどまらず、自宅ではインスタントラーメンをすするのだ。
 ラーメンが完全に定着したのは、インスタントラーメンが登場してからだといわれる。社団法人日本即席食品工業協会の公式ホームページによると、カップ麺と袋麺を合わせた日本人1人あたりの消費量は、1年間で54.9食。外でも家庭でもラーメン…、もはや主食である。福岡でのインスタント麺のスタンダードは、マルタイ食品の「棒ラーメン」。手軽な調理法とコンパクトなサイズはおみやげにもぴったりだ。まずは論より証拠。ラーメン文化の奥深さは、食べんとわからん!

<<ひとくちコラム>>
全国の人を魅了する九州のトンコツラーメン
特徴は白く染まったスープ。ブタの骨だけをじっくり煮込み、「隠し味」を加え、千差万別の風味を醸し出す。小麦粉をねった麺は、極細。好みの堅さをオーダーできたり、麺だけを追加する「替え玉」も独特のシステムだ。トンコツラーメン発祥地といわれる久留米では、福岡よりもこってりスープで、麺は若干太め。熊本は、揚げニンニクでコクと風味をかもし出す。鹿児島は沖縄の影響が強いといわれ、トンコツに鶏や野菜を入れたマイルドな味わいが特徴だ。

×× 魚 ××
プリプリピチピチ。福岡来たら、魚ば喰わんね!

 海に囲まれた日本は、おいしい魚に囲まれているようなもの。福岡は玄界灘や太平洋の好漁場に近く、福岡市の福岡市中央卸売市場は主な魚介類だけでも100種以上20万トンを取り扱い、売上げはなんと1000億円を超える。つまり、新鮮でピチピチな魚が町中にもウヨウヨいるわけだ。魚の味はそれぞれ楽しんでもらうとして、市場にも足を踏み込んでみよう。誰でも見学、買い物OK、さらにプロの料理人が頼りにする「博多の台所」、柳橋連合市場だ。小さな路地に一歩足を踏み入れると、そこには水揚げされたばかりの魚がズラリ。博多弁でシャキシャキと対応する声が飛び交っている。一瞬たじろいでしまうが、ちょっぴり勇気を出して声をかけてみよう。魚の種類、特徴を教えてくれることはもちろん、魚をさばく姿を見ることだってできるはずだ。さらに魚をさばくといえば、毎週土曜日、午後2時~5時まで開催される「柳橋鮮魚夕市」をチェック。運がよければ300キロを超える巨大マグロ(時価ン百万円!)を豪快にさばきながらの実演販売を見ることができる。その他魚以外にも12の鮮魚店をはじめ、青果店、精肉店などがひしめき合い、鯨肉(国際捕鯨取締条約に基づいたもの)を販売する店、乾物、ふぐなど市場ならでは、福岡ならではの専門店も多い。珍しい食材や賑やかな店の内装、行き交う人たちなど、福岡散策の思い出にカメラ持参もお忘れなく。※数字は、福岡市中央卸売市場ホームページより抜粋

<<ひとくちコラム>>
日本の食卓の名傍役。辛子明太子
福岡で誕生した辛子明太子は、もはや日本の食卓の定番だ。スケトウダラの卵を塩漬けにし、唐辛子で味付けしたホットな食品。ご飯のおともにはもちろん、パスタなどの料理にもマッチする万能選手だ。味のめんたいこ ふくや www.fukuya.com

×× 焼酎 ××
今日も明日も口にするのは九州の味

 外国から来たお客さんには今も「日本=日本酒(サケ)」のイメージが強いようだがしかし、日本に来たならば、九州に来たのならば、飲まずして帰ることはできないモノが!それが「焼酎」だ。芋や米、麦などの穀類を原料に造られる蒸留酒のことで、九州が誇る食文化の財産ともいえる酒なのだ。
そもそも焼酎と日本酒の違いは、まずその製造工程。日本酒は米をビールやワインと同様に、発酵、熟成させた醸造酒。一方焼酎は、原料となる芋や米、麦などの穀類をウォッカやウイスキー同様、糖化、発酵、さらに蒸留させた蒸留酒のこと。それぞれ原料によって特徴のある風味があり、原料が芋ならば芋焼酎、米ならば米焼酎と言った分類がされている。さらに焼酎は、蒸留を何度も繰り返した無味、無臭、酎ハイに使われる“甲類”と、単式の蒸留で原料の風味がしっかり現れる“乙類”の2つに分けることができる。そして、日本の南エリア、とくにここ九州では本格焼酎とよばれる乙類が古くから愛飲されてきたのだ。
 しかし実際のところ、これほど焼酎が一般的に飲まれるようになったのはここ数年のこと。かつて焼酎といえば「おやじの飲み物」としてのイメージが強く、九州でも万人に支持される酒ではなかった。が、そんな焼酎が注目された2000年。全国的に本格焼酎ブームおこり、九州だけでなく、関東、関西で広く飲まれるようになったのである。それまで飲んでいた人はもちろん、焼酎を敬遠していた人も飲んでみると意外と旨い!意外とではなく、単純に旨い。その感動が全国に広がり、今では一時のブームではなく、日本の酒文化として全国的に定着しつつあるのだ。その発端となった焼酎王国九州で、ぜひとも日本の味・焼酎に挑戦してほしい。

<<ひとくちコラム>>
さっそく飲んでみよう!
焼酎は主にお湯割り、水割り、ロック、ストレートの4種類の飲み方がある。ただそれはあくまでも方法であり、焼酎の種類と好みの飲み方の組み合わせ無限大なのである。原料ごとに特徴的な風味を持ち、どんな料理にも広く対応できる焼酎は、雑食ニッポンの食卓を大いに盛り上げてくれるのだ。

×× 大名 ××
日本式ストリート文化の海原に飛びこもう

 原宿や渋谷は、日本のおしゃれの発信源。外国でもカルトな人気があったりする世界的なストリート…。いやいや福岡でも、そんなジャパニーズストリートカルチャーにどっぷり浸れる場所がある。それが大名だ。
 地下鉄天神駅から歩いて5分。立ち並ぶデパートや百貨店を通り抜けて、西通りへ。ケンタッキーフライドチキンから北側のブロックに入ると、そこはもう大名。BeamsやShips、United Arrowsといったセレクトショップがあちこちにあり、Paul Smith、Tommy Hilfigerといったブランドショップもズラリ。メインストリートからのびた細い路地には古いアパートを改装した、一見何の店?というような個人オーナー経営のショップもあって、気を抜けない。つじつじには、小料理屋から、居酒屋、イタ飯、オープンカフェまであって、食も無国籍状態。ホテルもあれば女性専用のサウナなんていうのもある。ショップはどんどん増え、もはや星の数ほど。深夜まで人波はたえず、週末には若者がウジャウジャ集まり、人波をかき分けながら歩かねばならない。
 昔ながらの醤油店、和菓子屋などもあり、日本の風情も漂っている大名は、城下町の町並みが残る福岡市でも数少ないスポットでもある。地元の人がギャラリー「エンジョイスペース大名」を運営したり、手作りのぬくもりも感じられる。手作りの1.5キロ四方という決して広くない町並みは、悪くいえばつかみ所がないが、良くいえば懐が深く、常に新しい発見がある。世界中から品物が集積している天神もいいけれど、いい味出してる大名を一度は探検してみてほしい。

<<ひとくちコラム>>
老舗スウィーツ!!
駒屋の大福といしがき饅頭は、かわいらしい一口サイズ。上品な甘さが特徴。日本のあんこにも、ぜひチャレンジしよう。エンドウ豆入りの大福と、サツマイモのいしがき饅頭はどちらも105円

×× お風呂 ××
極楽度マックス「あ~あいい湯だな」

 はるばる日本へやってきた。思えば遠くへ来たもんだなんて、物思いにふけっている場合ではないぞ! 日本のお風呂で、ガシガシ旅の汚れと疲れを取るべし。日本人は風呂が大好き。最古の日本史書「日本書紀」にも、温泉が登場しているくらいだから、風呂文化は軽く1000年を超える。忙しい現代人でさえ、平均入浴時間は25分以上。風呂桶にじっくり肩まで浸かって「ふぅう」。家庭事情もあって、ちょっぴりキュークツなお風呂も多いけれど、そんなことは問題じゃない。アロマオイルや入浴剤を入れて、リラックス度は倍増だ。音楽を聴いたり、本を読んだりなんて人も。日本人は毎日お風呂で復活を遂げているといっても過言ではない。
 お風呂はレジャーでもある。温泉施設もさまざまだ。一般公衆浴場の「銭湯」には大きな湯船あって、ご近所さんとの社交の場。最近人気の「スーパー銭湯」は、サウナやジェットバスなど施設が充実している。手軽なリラクゼーションにもってこい。国内旅行に温泉がないのはナンセンス。純和風の本格温泉旅館では、ヒノキの木の香を楽しむヒノキ風呂や、花鳥風月を楽しむ露天風呂に入り、美味しい料理を食べるのが最高のバカンスとされている。日本にはいたるところに「天国」がある。

<<ひとくちコラム>>
日本人と風呂
・体を洗ってから湯船に浸かる。みんな同じ湯を使うから。
・夜、寝る前にお風呂に入るのが一般的。
・家ではお父さんが一番風呂。続いて子ども、お母さんの順番。でも今は逆かも?
・男性も女性もスッポンポンで入る混浴という文化がある。

お土産にいかが?温泉パウダー「入浴剤」
入浴剤は湯船にまくだけで超簡単に、お風呂の効能を高めてくれる。有名温泉地ものなどバリエーションは豊富。薬局ですぐに手に入るぞ!

×× マニア ××
ディープ&クール 福岡オタクワールド

 オタク…。ジャパニメーションやマンガ、コンピュータゲームなどなど。これら日本発世界へ広がった日本サブカルチャーにはまりまくった人たちで、この文化の担い手である。かつては「オタク」という言葉には、人とのコミュニケーションが少し苦手で、仲間内だけの世界に浸っている…というネガティブなイメージがあったものの、今では幅広くマニアックな人たち全般をさし、時にクールなイメージされうかがえる。
 幅広くなったとはいえ、やはりオタクというとアニメ界のイメージが強い。シンクタンク野村総研の調査によると、日本ではオタク人口が285万人に達し、アニメ、アイドル、マンガ、ゲーム、組立PCの5部門での消費は約2900億円にも達するという。もちろん福岡にもディープなオタクワールドが根を張っていて、中心となるのがオタクの総合百貨店というべき「まんだらけ」。膨大なマンガ、おもちゃ、コスプレ店員など、興味の有無にかかわらずのぞいてみる価値のあるサブカルシーンだ。

+マニア系ショップはまだまだあるぞ!

本物よりもリアル?なエアガン
SWAT 
海外では許可なく売買することが難しいガン。ここではリアルに再現された日本製のモデルガン、エアガンを手にすることができる。その数ざっと60種類。日本だからこそ許されるアイテムだ。

市内屈指の品揃え
カメラのゴゴー商会
世界で1000台限定のエルメスライカ(シリアルNO.は55!)など、レアアイテムから、往年の銘記が常時5000台在庫。買い取りサービスや下取りも。

PC+温泉タイム
インターネットカフェ サイバック
ゆったりとしたパソコン&DVDブース、数万冊というコミック在庫。フットバスやシャワールームなどリラックスブースも充実しているのが、日本ならではの楽しみ方だ。

国内外の名盤が揃う福岡の老舗
田口商店
中古CD、レコード専門店。扱う名盤はロック、ジャズ、クラシックまでオールジャンル。平日の雨の日は全商品1割引で、500円以上の商品は2枚まで試聴できるサービスも。

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Published: Oct 24, 2011 / Last Updated: Apr 1, 2016

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