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レース観戦して愛車で阿蘇を走る。ツール・ド・九州2026

自転車レースを観戦すると、自転車好きなら、その道を自分でも走ってみたくなります。
「マイナビ ツール・ド・九州2026」の佐賀・福岡ステージを天神で観戦した翌日、私たちは福岡からバスに自転車を積んで、大分・熊本ステージのゴール地点である南阿蘇へ向かいました。

Staff handling two road bikes beside the yellow Cycle Cargo bus.

今回、私たちはプロの選手たちのフィニッシュを見届けたあと、レースコースの一部を自分たちの自転車で走る体験ツアーに参加しました。

愛車も一緒にバスの旅

10月11日(日)の朝、天神で参加者と合流し、西鉄の鮮やかな黄色いバス「サイクルカーゴ」に乗り込みました。
このバスの特徴は、自転車をそのまま車内の専用ラックに固定して運べること。自転車を分解したり、輪行袋に詰めたりする手間もありません。目的地に着けば、乗り慣れた自転車ですぐに走り出せます。一日を楽しんだあとは、自分で運転することなく福岡へ戻れる。私たちにとっては、これも大きな魅力でした。

歓声に包まれたフィニッシュ

南阿蘇のフィニッシュ会場に到着すると、すでに大勢のファンでにぎわっていました。飲食ブースが並び、熊本のあか牛を使った料理や乳製品、柑橘を使ったスイーツなど、地域の味も楽しめます。ノベルティが配られ、カウベルを手にした観客が選手を待つ。レース会場というより、地域のお祭りに近い空気です。

Spectators reaching toward event staff handing out promotional goods.

今回のツアーには、ゴール付近に設けられた有料観戦エリアへの入場も含まれていました。大分をスタートし、久住高原や阿蘇外輪山を越える山岳ステージといわれる127.8kmのフィニッシュは、なんと上り坂。最後の力を振り絞りながら駆け抜ける選手たちの熱気を、間近で感じることができました。

Professional cyclists on the uphill finishing stretch, surrounded by spectators behind barriers.

レース後には、会場のファンや選手たちと交流する時間も楽しみの一つ。もう少しこの雰囲気を楽しんでいたい気持ちもありましたが、そろそろ「自分も走りたい」という気持ちが高まってきます。

A professional cyclist riding slowly past spectators and event tents.
フィニッシュ後、会場のファンの間を通っていく選手

いよいよ、私たちが走る番!

再びサイクルカーゴに乗り、箱石峠へ。
ラックから自転車を降ろし、ヘルメットをかぶれば準備完了。数時間前まで観戦していた南阿蘇のフィニッシュ地点を目指して、今度は私たちが走ります。

Cyclists with their bikes beside Cycle Cargo and the Hakoishi Pass summit signs.

走行距離は32.9km。ほとんどが下りか平坦な道で、山並みを眺めながら、車の少ない静かな田舎道を進みます。
阿蘇を知り尽くしたガイドの中尾公一さんが案内してくれたのは、ただ走りやすい道だけではありません。レースコースなので、スピードを出す場所や、カーブの難所など、選手たちがどのように走るのか、説明を聞きながら走ると、単なるサイクリングとは異なる体験でした。

プロの選手たちは、同じ阿蘇の道を驚くような速さで駆け抜けていきますが、私たちは途中で止まって写真を撮ったり、おしゃべりをしたり。自転車だからこそ土地を身体で感じられ、短い距離の中で景色が次々と変わる九州は、自転車と相性のいい場所だと改めて気がつきました。

Tour participants stopped with their bicycles on a rural road beneath wooded hills.
走っているうちに自然と会話が生まれ、終わる頃には新しい友達ができたのも、グループライドの楽しさです。

また参加したくなる一日

自転車を再びバスへ積み、帰り道は車内でひと休み。
暗くなった天神で愛車を受け取り、そのまま自転車で家へ帰りました。

Emiko and other participants with their bicycles beside the illuminated Cycle Cargo bus at night.

九州ではこれまで何度もサイクリングをしてきましたが、レース観戦と自分のライドを一日に組み合わせるのは初めてでした。
プロの走りを間近で観て、その同じ土地を自分のペースで走る。そこに地域の食や風景、ガイドとの会話、一緒に走る仲間が加わる。
Tour de Kyushuは、プロのレースを観戦し、彼らが走る道からその土地に興味を持ち、「今度は自分でも走ってみたい」と思うきっかけでした。こんな楽しみ方が、これからもっと広がっていきそうです。
2027年のツール・ド・九州でも、同様のサイクリング企画が実施されるかもしれません。今後の発表については、2027年の夏の終わり頃からFukuoka Nowをチェックしてみてください。

写真・文:Nick Szasz & Emiko Szasz
今回、Fukuoka NowのNickとEmikoは、サイクリングアイランド九州のサイクルツーリズム推進事業の一環として、ツール・ド・九州2026に合わせて実施されたツアー(主催:西鉄旅行)に参加しました。

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