コンパクトな街のサイズが魅力の福岡。それを物語る特徴のひとつに、交通機関のアクセスの良さがあります。例えば港や空港の近さです。日本の多くの街では日常生活の身近なところに港や空港はなく、そこへ行くにもかなりの時間がかかります。大きな都市になればなるほど、海や空から遠ざかってしまうのです。ところが、福岡ではごく短時間で港や空港へ行くことができます。
福岡空港は地下鉄で天神から約10分、博多駅からは5分足らずです。こんなに市街地に近い空港は、日本全国はもちろん、世界を探してもあまりないでしょう。また博多港は天神からバスで10分ほど、散策気分で歩いても行けるぐらいの距離にあります。実際、単に飛行機や船を利用する人だけでなく、家族や友人とレジャーに訪れる人もいます。
最近、人気を集めているのが季節限定で福岡空港にオープンしているビアテラス「ビアエア」。飛行機を眺めながらビールが楽しめるとあって、会社帰りの人たちが多く利用しています。また博多ふ頭旅客ターミナルと一体化した商業施設「ベイサイドプレイス博多」には、夏場限定で「ふく小屋」がオープンし、一味違ったビアガーデンが楽しめます。さまざまなイベントも行われていて、いつも多くの家族連れでにぎわっています。
こんなに便利な立地なのに、本格的な国際港としての機能を備えていることも大きな魅力。福岡空港ではアジアを中心とした国際路線に加え、今年春からは初のヨーロッパ路線も就航しました。また博多港では韓国・釜山への定期便や、東アジアをめぐるクルーズ船が就航しています。福岡は港や空港へのアクセスの良さだけでなく、世界の各地とも身近につながっているのです。
Originally published by Fukuoka Now (July 2013)