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Gagganは福岡移住?Gohと一緒に福岡にて新レストラン、2021年オープン

タイ修好130周年を記念して2018年1月に開催された『アユタヤ絆駅伝』。タイ人と日本人が同じチームで走るユニークな駅伝大会の会場は、タイの古都アユタヤの世界遺産公園。2019年1月の大会開催の告知と、タイでミシュラン本が発刊されたことにちなみ、ガストロノミーに焦点を当てたイベント(Open to the New Shade – Feel Thai Diversity) が東京と福岡の2ヵ所で開催された。

2018年10月5日(金)11時、天神クアンティックにゲストとして登場したのは、アジアンベストレストラン50で2015年から4年連続でNo.1を受賞したGaggan(バンコク)のガガン・アナンド氏と、九州から唯一入賞を果たしたGoh(西中洲)の福山剛氏。ファシリテーターにラグジュアリーライフをテーマに執筆を行うコラムニストの中村孝則氏を迎え、多様性に富んだタイ文化と食がテーマのトークショーとスペシャルコラボカレーのランチイベントが開催された。

そもそも、ガガン氏と福山氏の出会いは2014年。共通の友人の強い勧めで初めて福岡を訪れたガガン氏が、福山氏のレストランで食事をした日に遡る。その後、その友人の誕生祝いのために料理を一緒に出したことがきっかけとなり、「GohGan(ゴーガン)」と名打った食のジャムセッションを2015年から年に3回ほどのペースで各地で行なっている。今では、GohGanは福岡・日本のみならずアジア中のフーディーズ注目のイベントだ。

GohGanは、どちらかのホーム(キッチン)を使うのではなく、特設会場でのポップアップイベントであることが多く、食材や機材、チームも通常と異なる。また、文化も言語も異なる二人は、インドアクセントの英語と博多弁の日本語でコミュニケーションをとる。ディスカッションを重ね、どちらのレストランでも提供されない「GohGan」独自のメニューを生み出し、食事という体験で客を楽しませることが共通の喜びだ。

そして。今、世界のシェフたちフーディーズの間で注目されているニュースについても、触れておきたい。二人の活動はGohGanに留まらず、2020年には互いのレストランを閉店し、2021年には福岡にて二人でレストランをオープンさせる、というのだ。

「福岡九州の高品質な食材の豊かさに魅了され、もっと福岡にコミットして食文化を知りたい。」というガガン氏。これまで多くの旅行者にとって『屋台』が常套手段だったバンコクの食事事情を、インド人の彼がバンコクで作ったProgressive Indian Cuisineをテーマに掲げた前衛的なインド料理店「Gaggan」での『体験』が旅の目的として加わったことで、大きく変化させた実績もある彼。福岡の食と立地のポテンシャルを見出し、味覚に対する価値観を根本的に変え、感じ方、体験を評価対象とする、世界がマーケットのレストランを作ろうとしている。

Category
Food & Drink
Fukuoka City
Published: Oct 12, 2018 / Last Updated: Oct 15, 2018

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