イギリスの生活文化・食文化に大きな変化をもたらし、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れた活動でデザイン業界を牽引したサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。ライフスタイルに関する書籍の出版や、世界に先駆けたデザイン・ミュージアム設立、日本でも「ザ・コンランショップ」を通じて多くの人に影響を与えている。本展では、食器やテキスタイル、家具などの初期プロダクトから、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像まで300 点以上を集め、10代からデザイナーとして歩み始めたコンランが、デザインによって人々の生活や社会を変えていったさまざまな起業やプロジェクトを紹介する。
東京に次ぎ2会場目となる福岡では、福岡市美術館のダイナミックな空間に合わせて再構築された展示も見どころだ。
・2025年4月19日(土)〜6月8日(日)
・9:30〜17:30(最終入館17:00)
・休館:月曜(5月5日、6日は開館、5月7日は休館)
・前売券¥1,600、高大生¥800、小中生¥400(当日券+¥200)
・福岡市美術館
・福岡市中央区大濠公園1-6
・https://www.tvq.co.jp/event/detail/35

「ニール・ストリート・レストラン」メニュー(原画:デイヴィッド・ホックニー)、1972年、Terence Conran Archive, the Design Museum Courtesy of the Conran family

会場風景「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」東京ステーションギャラリー、2024年、Photo:Yasuyuki Takaki