バーテンダーは曹洞宗の現役僧侶。お寺に生まれ育ち、サラリーマンとして働き、世界53カ国を巡った僧侶(坊主)竹内寛和さんが、博多に坊主バーをオープンさせたのは2017年2月。漆塗りのお膳が据えられたカウンターに座ると、英語、ポルトガル語、スペイン語を操る坊主・竹内さんが相手をしてくれる。なぜバーを開いたの?本当に僧侶?(はい、本当です)、禅ってなに?などなど、聞きたいこと、教えてもらいたいこと、聞いてほしいことがたくさんあるでしょうから、まずは直接足を運んで、自分で確かめてみて。シェーカーを振って作る「愛欲地獄」「極楽浄土」と行った坊主バーらしいユニークなネーミングのカクテルを相談して処方してもらうのもいいし、壁に描かれた世界地図を見ながら各国のビールを選んでもいい。お抹茶も立ててくれるので、お茶がてら一人で訪れるのもいい。尚、お線香の香りを楽しむため店内は禁煙。通夜や葬儀が入ると営業時間が変更になるので、あらかじめ電話をして訪れよう。
メニュー(税抜、チャージ無し):スペシャルカクテル「一期一会」¥1,500、世界各地のビール¥900、抹茶(菓子付き)¥800、ソフトドリンク¥500、精進料理を中心としたおつまみ各種¥300~
* カード利用不可、店内禁煙、予約不可
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn224, August 2017)