好きが詰まった音楽空間 老舗のジャズバー
“ 木目調の店内にカウンターとソファー、数千枚はあるだろうレコードコレクションとピアノ、そして壁にはおしゃれなジャケットが張られ『ジャズバー』という響きからイメージしていた通りの店内だった。しっとりと落とされた照明の中でお酒と音楽を楽しむ–。静かに笑うマスターの中富さんが作り出すオシャレな音楽空間だ。
「ジャズはイメージ。決まった形がないからそれぞれ聴き手の鰍ｶるままに楽しむことができる。ここでは、その日のお客さんの雰囲気を見ながら、レコードをセレクト。会話を楽しむ人、一人で音楽を聴きに来る人などさまｂﾜですから、音ばかりが主張しすぎないこともセレクトのポイント。毎日の音選びも楽しみのひとつですね」。高校時代にジャズと出会って以来、音楽とともに毎日を過ごし、集めたレコードは約2000枚。その多くは本人いわく「偏りがいっぱい」なのだとか。幅広くジャズを聴きながらも 50年後半～60年初めに流行ったニューヨークスタイルの「ハードバップ」がお気に入りで、コレクションのほとんどがその時代のものだという。「ファンキーでいてソウル色の強い雰囲気が自分の滑oにぴたっと来る」。そのこだわりをさらりと、そしてどこか誇らしげに語る中富さんの表情からはジャズへの愛情を鰍ｶるほど。普段ジャズに馴染みのない人も思いきって扉を開け、その空間に身を置いてみればきっと、新しい音楽の世界が迎えてくれるはずだ。
＜住所＞福岡市中央区天神3-8-13 1F
＜営業時間＞18:00～3:00
＜休み＞無休
＜料金＞チャージ￥500、バーボンショット￥600、フェイマスグラウス￥700、エビス￥700、ビーフシチュー￥1,200、チリビーンズ￥1,000、ミックスピザ￥800″
