鮮やかに燃える紅葉の秋 福岡の歴史を語る太宰府へ
静かに色づく紅葉の寺 時を忘れて季節にくつろぐ
福岡市の南部に位置し、学問の神様で知られる太宰府天満宮や1300年ほど前に設置された「大宰府政庁跡」など、歴史を伝えるエリアとして年間を通じて多くの観光客が訪れる大宰府。夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節によってさまざまに表情を変え、訪れる人々の目を楽しませてくれるスポットです。そして、これからのシーズンはやはり紅葉。太宰府天満宮を中心に広がる歴史的な建造物と鮮やかなに色づいた紅葉が見事に調和し、異空間にいるような錯覚さえ感じるほど。
中でも苔寺、石庭で知られる光明禅寺の紅葉をご存知だろうか。天満宮の参道付近に位置し、1273年、鉄牛円心(てつぎゅうえんしん)和尚 によって創建された臨済宗東福寺派の禅寺。苔寺、石庭で知られ、美しく整えられた庭園にはしっとりと静かな時間と趣深い静寂が周辺を包み込みます。青苔と白砂で陸と大海を表現した一滴海庭(いってきかいのにわ)や“光”という文字が配列された仏光石庭(ぶっこうせきてい)など、美しい日本の静寂を前に、しばし穏やかな時を過ごしてみませんか。いつもとは違う木々の音、風の香りに出会えるはずです。
■光明禅寺(こうみょうぜんじ)
太宰府市大宰府2-16-1
092-922-4053
拝観料200円
<<アクセス>>
西鉄太宰府駅より徒歩10分。太宰府天満宮より徒歩2分。
■太宰府天神おもしろ市 11/27 (土) , 28 (日曜), 9:00~17:00
境内天神広場で開催される「天神おもしろ市」。地元のショップはもちろん、九州各地、全国各地から出店され、刀や古布、古民芸などの骨董品、カップやジュエリーなどの西洋アンティークなど、バラエティーに富んだ約100ほどの店が軒を連ねます。
■太宰府菊花展 11/1 (月)~21 (日)
かつて道真公も愛した菊が参道から楼門前、本殿まで美しく展示され、周辺にはくーんと菊のほのかな香りが漂います。九州各地の愛好家が育てた菊は、大懸前や盆栽菊、だるま作りなどとよばれ、まさに日本の芸術作品。鮮やかな菊が境内を彩る11月の太宰府天満宮。