夜遊びのススメ
蒸し暑い夏の夜。日中のうだるような暑さからは解放されたものの、じっとり湿った空気が町中を覆い、寝苦しい夜が続く…。『寝よう』と思うほどに頭が活性化され、どんどん意識がはっきりしてしまう。それならば！と今回フクオカ・ナウが提案するのは『夏、真夜中の遊び方』。眠れないなら外へ出よう！暑いからこそ遊んじゃおう！と、アクティブにロマンティックに(?)、はたまた子どものように遊べるスポットを紹介します。
コラム01
遊ぶ前に飲む！気合いの元気ドリンク
夏バテに効く栄養ドリンク。アルコールには弱いけど今夜は大事な接待という夜や、飲み過ぎで体がつらい朝。学生さんなら試験前にも重宝する。天神・親富孝通りの薬局グリーンピース（Tel: 092-731-0996）には、1本買ってその場で飲んでいくお客さんがひっきりなしだ。「お酒を飲む前には内臓を保護するドリンク、二日酔いには荒れた胃や肝臓を回復させるドリンクがあります。でも普段以上に飲めるようになるのでその分飲みすぎには注意」と洲河店主。「夜遊び前には眠くならないカフェイン入りのドリンクがおすすめ」とか。強精作用を持つドリンクの利用者も多い。「男性の性欲は24、5歳をピークに落ちていきます。化学的に合成された男性ホルモンが含まれるドリンクは精力を高めます」…状況によって使いわけよう（笑）。
**********
アニマルウォッチング
マリンワールド海の中道「夜の水族館」
‘夜の水族館には、昼には見ることができないドラマが待っている’。マリンワールド海の中道は週末、営業時間を延長して「夜の水族館」に変身（開園日は問い合わせを）。150頭のサメが泳ぐ大水槽をダイバーが探検して、魚の夜の生態を教えてくれる。博多湾の夜景をバックにしたイルカショーなども行われ、大水槽前ではバイオリンや胡弓の演奏家がアンサンブルで涼しげな海中を演出する。「夜の水族館」開催日は、浴衣を着て行くと入場料が30％オフ。
＜住所＞福岡市東区大字西戸崎18-28
＜電話＞092-603ｰ0400
＜営業時間＞9:00～18:30（8月、夜の水族館開催日は21:30まで。最終入館は20:30）
＜休み＞ 年中無休
福岡市動植物園「夜の動物園」
日中の暑さにうだる猛獣も、闇の中では野性を取り戻し、街を見下ろす高台には地を這う唸り声がこだまする。福岡市動植物園が毎年開催しているのは「夜の動植物園」。トラやライオン、フクロウなどの夜行性動物が、活発な行動を開始する。8月の毎週土曜日に開園するが、満月に一番近いのは最終土曜。同時に開園する夜の植物園では運が良ければ、月下美人の花を見ることができるかもしれない。
＜住所＞ 福岡市中央区南公園1-1
＜電話＞ 092-531-1968
＜営業時間＞ 9:00～17:00、夜の動植物園は18:00～21:00
＜ 休み＞ 月曜日（祝日のときは翌日）
コラム02
都会に飽きたら大自然の中で遊んでみては？夏休み、明け方にかぶと虫取りに行った経験は、男の子なら誰でもあるはず。かぶと虫農園を経営する中田武夫さんにコツを尋ねてみた。「昆虫は夜中、クヌギなど落葉樹の樹液を吸いに集まる。まずはクヌギの木を見つけること」。あとは昔やったように木を揺らしてみる。…ふむふむ。ただ蜂なども樹液を吸いに集まっているので要注意。確実に採集したい人は、西区宮浦、県道54号線そばにある中田さんの農園へ。300坪の敷地では、自然に近い状態でかぶと虫やクワガタ取りができる。夏休み期間中は毎日営業（午前９時～午後６時、お盆頃まで。中田さん 092-809-2137）。
**********
スポーツ
ビッグエア福岡
マイナス3℃の銀世界。ビッグエア福岡では毎日人工雪を降らすため、一年中スノーボードが楽しめる。セット一式のレンタルとスクールがつく「手ぶらで体験パック」は初心者にオススメ。腕に自信がある上級者はジャンプ台で技をメイクすることもできる。冬のシーズンまで待てないスノーボーダーや今のうちにコソ練しておきたいビギナー、涼しいスポーツで体を動かしたいという人は、ベイサイドプレイスの室内ゲレンデを覗いてみよう。
＜住所＞ 福岡市博多区築港本町1312
＜電話＞ 092-263-5755
＜営業時間＞ 平日: 11:00～23:30、土曜日: 10:00～24:30、日祝日: 10:00～23:30
＜休み＞ 年中無休
＜料金＞手ぶらで体験パックは1人4.000円（学生3.500円）
トリトンダイビングリゾート
志賀島や恋の浦でのナイトダイビングを楽しめるのは、福岡市東区の「トリトンダイビングリゾート」。初級ライセンス以上の所持者であれば、講習を受けるとライト片手に夜の海へダイブできる。水温が高い夏の海には、夜光虫が大量に発生。幻想的な光を放ちダイバーを包み込む。トリトンには外国人インストラクターも在籍しており、英会話も学べると評判。
＜住所＞ 福岡市東区御島崎1-5-5
＜電話＞ 092-671-3743、0120-143534
＜営業時間＞ 11:00～20:00
ラウンドワン
お酒を飲んでもグチッても解消できないストレスはゲームやスポーツで発散しよう。東宝映画館横に3月オープンしたラウンドワンは、24時間営業の巨大アミューズメントスペース。ボウリングだけではなく、屋上にはミニバスケットやミニテニス、バッティングセンター。室内にもカラオケやプラネタリウムにダーツ、ビリヤード…。これらが10分110円（会員、学生は10分90円、メダルマシンなどのゲームコーナーは別料金）で遊び放題なのだ。シャワーまであるので夜遊びの汗も流せる。まだ行ったことがない人は是非体感を。
＜住所＞ 福岡市中央区天神2-6-12
＜電話＞ 092-720-8101
＜営業時間＞ 24時間（一部フロアは8:00～翌1:00までの営業）
＜料金＞ ボウリング１ゲーム590円、年会費500円で会員になると490円
**********
リラックス・スポット
健美園
足ツボマッサージでさらにリラックスしよう。台湾式に痛いぐらいしっかりと癒してくれる健美園。終わった後は新陳代謝が活発になって老廃物が排出され、スッキリするはず。足ツボコース20分2000円から。全身コースや足浴がつくコースも。天神、中洲店は朝の5時まで営業。
＜住所＞ 福岡市中央区天神2-7-22 音羽ビルB1F
＜電話＞ 092-737-1883
＜営業時間＞ 10:00～翌5:00（天神店）
博多一番風呂
ビッグエア横にある博多一番風呂は、深夜３時までの営業（チェックインは午前２時まで）。うたせ湯やサウナで疲れた体をじっくり解きほぐそう。8月15日までの期間中は浴衣コンテストが行われる。浴衣で行って写真撮影してもらえばコンテストに参加できる（子供と女性に限る）。また8月は深夜０時～２時にフクオカ・ナウをフロントに持参すれば、入館料金の800円が半額に。
＜住所＞ 福岡市博多区築港本町13-1
＜電話＞ 092-273-1126
＜営業時間＞ 10:00～翌3:00
薬院しろやま乃湯
薬院駅西側の薬院しろやま乃湯は、都会の真ん中にありながら、地下2000メートルから湧き出す泉質の良い天然温泉。肌に良いと評判だ。流れる滝と見上げる星空が身も心もリラックスさせてくれる。休憩コーナーは朝の8時まで利用可能（午前３時～６時は入浴不可、チェックインは午前２時まで）。アロママッサージやあかすりなども充実している。基本入湯料は1,800円。
＜住所＞ 福岡市中央区薬院1-1-1
＜電話＞ 092-781-2211
＜営業時間＞ 10:30～翌８:00
コラム03
真夜中のドラッグストア
夜中に突然熱が出た、お腹が痛くなった…。そんな時は中洲大通り沿いの薬局、パパヒロヤが深夜2時半まで開いている。中洲で働く人達だけでなく、遊びに来る観光客や、近くに常宿をとる国際線のフライトアテンダントも御用達にしているというこのお店。昨年増築されて化粧品も充実、詳しい店員がその人にあった製品を紹介してくれる。中洲エリアであれば配達も可。
＜住所＞ 福岡市博多区中洲2-5-18 第20ラインビル1F
＜電話＞ 092-262-1866
＜営業時間＞ 15:00～2:30
＜休み＞日曜日
***********
ナイトショッピング
ドンキホーテ
エアコン、扇風機などの家電から衣料品、食料品まで、本当に何でもあり。4万アイテムが揃うという格安商品の数々は、見ているだけでも楽しませてくれる。ドンキホーテ西新店の営業時間は朝の５時まで。おもちゃ箱をひっくり返したような店内を歩き回れば、掘り出し物がきっとみつかる。
＜住所＞ 福岡市早良区西新3-4-2 明治通り脇山口交差点そば
＜電話＞ 092-846-5511
＜営業時間＞ 10:00～翌5:00
マキイ山荘通り店
20年以上前の開店当初から24時間営業を続けているのは平尾のマキイ。品揃えにも「おいしくて体に良いものを食べてもらいたい」というオーナーのこだわりがぎっしり詰まっている。糸島や朝倉などから取り寄せる野菜は産地直送。鹿児島・大隈半島産の黒豚は選りすぐられた特級品。スペインから取り寄せた有機農法の早摘みオリーブオイルまである。上質を求めるひとはこちらへ。
＜住所＞ 福岡市中央区平尾5-19-1 南山荘通りバス停そば
＜電話＞ 092-522-7000
＜営業時間＞ 24時間
**********
ナイトビジョン
中洲大洋
土曜日はレイトショーの終演後に、オールナイトショーがスタート（1200円）。冷たいドリンクを片手に、スペースを広く取ったフランス製のリクライニングシートに身を沈め、ゆっくりと映画鑑賞を楽しむことができる。スケジュールはホームページでご確認を。
＜住所＞ 福岡市博多区中洲4-6-18
＜電話＞ 092-291-4058
＜営業時間＞ 上映作品による
＜料金＞オールナイトショー（1200円）
http://www.nakasu-taiyo.co.jp/
GIGA天神
そろそろあくびも出てきたことだし「家に帰って映画でも-」そんな時におすすめは、天神ジュンク堂書店地下１階のレンタルショップGIGA天神へ。ずらりと並んだビデオ、DVDの中からお気に入りをどうぞ。併設のインターネットカフェと合わせて嬉しい24時間営業。
＜住所＞福岡市中央区天神1-10-3
＜電話＞739-3820
＜営業時間＞24時間
コラム04
Security Goods 防犯グッズ
夜の一人歩きはひったくりなどの危険性も高い。持っているといいのが防犯グッズ。ソラリアステージビルの雑貨館インキューブ5階には、大音量や光りで周りに危険を知らせるベルがたくさん売っている。キーホルダー代わりにカラフルなベルを持ち歩こう。
***********
真夜中の腹ごしらえ
おきよ食堂
遊び倒せば空くのはお腹。長浜の魚市場会館１階にあるおきよ食堂は今年で創業57周年！。営業時間は夜の6時から翌日のお昼２時まで（土曜日14:00～翌日曜日18:00は休み）。隣接の魚市場から仕入れた新鮮なネタの刺身定食や鉄火丼、塩サバ定食など５～６種類の日替わり定食が、600～1000円前後の手ごろな値段で食べられると大人気だ。
＜住所＞ 福岡市中央区長浜3-11-3 福岡市鮮魚市場会館1F
＜電話＞ 092-711-6303
＜営業時間＞ 18:00～14:00
＜休み＞土曜日、祭日の前日
ピックスコーヒーショップ
以前は雑貨屋だったという店内には、アメリカの匂いがプンプンする小物が溢れている。夜遊びの途中でちょっと小腹が空いたという人にも、がっちりとエネルギーを充填したいという人にも。そのどちらにもピックスは応えてくれる。アメリカンサイズのステーキやグリルチキンはボリュームたっぷりで値段も600～900円とお手ごろ。フィッシュ＆チップスやホットドッグ、アイスクリームなどサイドメニューも豊富で安い。コーヒーは150円。イベントのチラシもたくさん置いてあって、これから行けるイベントの情報収集もばっちり。
＜電話＞ 福岡市中央区天神3-2-18
＜電話＞ 092-781-0246
＜営業時間＞ 11:30～翌4:00 (月～金曜日)、18:00～翌4:00 (土曜日)*オーダーストップ3:30
＜休み＞日曜日
***********
朝日、さあ帰宅だ。
夜通し遊んで気がついたら外は明るくなってきた。そんな時はせっかくなら、朝日に照らされる福岡の街の絶景を見に行こう。福岡市動植物園の近く、山の上ホテルのすぐそばには福岡市街が見渡せる展望台が建っている。また、志賀島まで足を延ばせば、島で一番高い所にある潮見公園の展望台がおすすめ。新年の御来光を拝みに毎年多くの人が訪れるこのスポットからは、博多湾や福岡市が望める360度のパノラマが広がっている。福岡タワーやベイサイドプレイスのイルミネーションが美しい夜景も一見の価値あり。
さてさて、フクオカ・ナウおすすめのオールナイトプラン、皆さんはついてこれただろうか？いささかハードだが、若いアナタなら大丈夫でしょ！？
