福岡お風呂事情


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How to 温泉

 冷たい風が身にしみるこの季節。恋しくなるのはあったか~いお風呂。老舗の温泉地に行かずとも楽しめる、近隣の温泉事情に大注目!

温泉王国・九州のお楽しみ
 阿蘇や別府、黒川や指宿など、いくつもの温泉地がある温泉王国・九州。泥質や炭酸泉、乳白色や赤褐色など、その性質によって雰囲気もガラリと変わり、楽しみ方もさまざま。さらに「美肌に効果あり」「内臓疾患に有効」「冷え性に効く」など、有り難ーいステキ温泉効果も相まってことさらに魅力が倍増、中には「湯治」といわれる滞在型の温泉療法もあるし文字どおり「癒し」のお湯なのだ。ともあれ、そのような医学的効果は二の次で、あのジンワリと芯から温まる至福の時に「ふぁ~」っと唸り声を発し、日本人は安らぎを求めるのである。一般的に健康療法よりはリラックス、レジャー、コミュニケーションなど、イベント的なお楽しみ色の方が強いかもしれない。時に「旅行」と称して訪れることが多く、週末ともなると各地の温泉観光地は大にぎわいだ。
老舗の温泉地に加え、市街地周辺に急増した入浴施設が注目されている。内湯や露天風呂、ジェットバスなど数種類の浴場が完備、市街地とは思えない趣のある設えは、どこかの温泉郷へ来ているような雰囲気さえ感じさせる。「週末に日帰りで温泉へ行きたい」「仕事の帰りにひとっ風呂浴びたい」などなど、近場で気軽に温泉気分を楽しみたいならば、ぜひともご近所の温泉施設に目を向けてみよう。なんせ、足を折り曲げて入らないといけない自宅のお風呂とは違い、のんびり、ゆったり、時にゴージャス温泉気分がお手軽価格で手に入るのだから。
 寒い冬だからこそ気軽に利用できる身近なお風呂を満喫するべく、まだ日本のお風呂を体験したことのないひとも、p.XXのイラストで紹介しているタブー集を参考にぜひとも至福の時を経験してほしい。さぁ、冬のレジャーにお風呂、ドーデス?

マナーを守って正しくお風呂を楽しもう!
*浴槽で身体を洗わない
*湯船にタオルはつけないように
*長い髪は結んで
*水着を着ない
*サウナでオイルを使わない
*サウナでは眼鏡やアクセサリーなどはつけない(やけどしちゃいますよ)
*びしょびしょのままで更衣室にあがらない
*入れ墨禁止
*女性はメイクを落としてから
<<注意点>>
入浴前の飲酒は危険
のぼせに注意!

日本にあるお風呂のタイプ
また、そのお風呂の形や素材、入浴法もさまざま。例えば…巨大な石をくりぬいた石風呂や木の香りがく~と立ちこめる檜風呂、かつて実際に使われていた酒樽を使ったお風呂や巨大な壺を浴槽に見立てたお風呂など、ユニークなお風呂が増えている。また、高い位置からお湯を落下させ、肩や腰に刺激を与える打たせ湯や仰向けになって入浴する寝湯、水深が1メートルを超える立湯や低周波の電気が流れる電気風呂など、入浴のスタイルもさまざまだ。さらに冷たい水を横目に河原から温泉が沸く渓流温泉や、洞窟内に沸く温泉など、温泉の楽しみ方は限りない。

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