岩戸屋


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仲間と囲むヘルシー鍋 鶏を味わう博多の水炊き

 透き通った鍋の中に骨付きの鶏肉がごろんと浮かび、ぐつぐつと一口目を期待させるやわらかな出汁の香りが立ちこめる。丁寧にアク抜きされた透明なスープは、87年前の創業当時から変わることのない岩戸屋のオリジナルだ。もともと中国から伝わったといわれる水炊きはもつ鍋にならぶ博多の代表的な鍋。福岡では寒い鍋シーズンだけでなく、年間を通じて食される馴染みのある料理。さっぱりした鶏スープとたっぷりの野菜が、健康を気にする世代にも、美容重視の世代にも喜ばれる博多の味だ。
 そんな水炊きには大きく三段階の楽しみ方がある。まずは基本となる鶏のスープ。沸騰したら鶏ミンチを入れ、軽く煮立った状態で鍋のベースとなるスープの味を確認。野菜などの食材を投入する前に、ぜひとも鶏本来の味を楽しんでほしい。スープを味わったならば、くつくつと煮立つ鶏スープの中に ネギや白菜、豆腐などの具材をお好みで加え、鶏肉と野菜の鍋が始まる。タレはさっぱり鶏スープの旨味がさらに引き立つ自家製のポン酢。さらに水炊きのメイン、骨付きの鶏肉は、お行儀良く手に持って直接どうぞ。骨と肉の間に凝縮された鶏の旨味を存分に堪能することができるはず。「手づかみはちょっと…」とそんな方は骨を外した四身もあるのでご安心を。そして最後は鶏から骨から野菜から、じっくりと溶け出した旨味スープを雑炊で締める。さっぱりと胃もたれしないスープのおかげか、野菜と鶏で満たされたはずの胃袋にもするすると入ってくる。


福岡市中央区大名1-12-38-5F

092-741-2022

<営業時間> 17:30~22:00
<休み> 日祝日
<料金> 水炊き(骨付き)1680円/一人前、スープ炊き(ミンチ、四身、肝砂)1,890円/1人前、ミックス(ミンチ、骨付き)3,780円/2人前~、雑炊 315円、とり皮酢の物 210円、焼酎 315円~

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