入道雲が空を覆い、蝉たちが一斉に合唱をは じめ、風鈴の音が遠くからかすかに聞こえる…待ちに待った日本の夏が到来!海水浴にスイカ割り、花火大会に肝試しと、イベントもてんこ盛り。とはいえ、暑くて湿気の多い日々にノックダウンされそう。そこで!見た目も涼しい日本の夏の冷菓をナウ女性スタッフがレポート。手軽に楽しめる“かき氷”で暑さ も不景気ムードも一気に吹き飛ばしちゃおう!
かき氷の歴史
文字通り「氷を掻いて(削って)」その上にシロップをかけていただく日本の代表 的氷菓、かき氷。街中の甘味処ではもちろん、夏祭りの屋台でも定番のかき氷は、市販のかき氷器もスーパーなどで容易に購入できるので、自宅でも簡単にいつでも楽しむこともできる。そんな今では身近なかき氷の歴史はとても古く、なんと1000年以上(平安時代)までに遡る。しかし冷凍庫なんて存在しない当時 は、氷は超高級品。一部の貴族だけが堪能できる夏の贅沢だったそう。明治時代になってようやく安く良質な氷が作られるようになったことをきっかけに、氷ブーム到来!同時にかき氷器の原型である氷削機が発明されると一般庶民にもかき氷が広がり、夏の代名詞としての地位を築いたのです。
安くて簡単、暑い夏を吹き飛ばそう!
かき氷の作り方
サンチトくんのコメント
かき氷は僕もよく食べるけど、ネパールでは夏になるとラッシーをよく飲むよ。家でも簡単に作れるし専門店もたくさんある人気の飲み物だよ。インド式ラッシーと同じヨーグルトがベースの飲み物で、僕はバナナラッシーがお気に入り。
その他、夏といえば…
おきうと (okiuto)
200年も前から食べられていた福岡の味、おきうと。冷やしたおきうとに醤油を垂らし、薬味に生姜や胡麻、鰹節をのせて朝食でいただくのが博多流。原料は「おきうと草(エゴノリ)」と呼ばれる海藻で、以前は玄界灘などでも海女さんによって多く採られたそうです。最近では、おきうとを原材料としたダイエットグミが販売されるなど、新たに脚光を浴びている博多の味です。
ラムネ (Ramune)
レモネードが転訛してラムネ?!夏になると目にする透明色の涼しげなラムネは、炭酸水をレモン香料と砂糖で風味をつけたシンプルな飲み物。幼い頃にビンの中に入っているビー玉を取ろうと、四苦八苦した思い出を持つ方も多いのでは?そんな昔から多くの日本人にお馴染みのラムネは、ペリーが黒船で浦賀に来日した1853年頃に日本に伝わったという説も…。ペリーが幕府の役人に振る舞っていた当時は、コルクで栓をされていたので、開けるときの「ポン!」という音から「ポン水」と呼ばれていたらしい。