自然の風が流れる 和と洋の不思議空間
天神のオフィス街に緑が茂る水鏡天満宮横町。細長く伸びた通りには数件の飲食店が軒を連ね、表通りとは違うゆるやかな風景が流れる。今回お邪魔したのは小料理屋やカレー屋、ラーメン屋など、いくつかの店が並ぶ中、格子戸に柳の木、古い農具をオブジェに配した外観が目を引く「 ルドゥー」。店内は木目を基調に海外ユーズドのイスやどっしりと風格のある水屋など、和と洋をミックスした不思議な空間が広がる。
この和洋折衷な空間でいただくイチオシ料理は大分名物「とり天」。その名の通り鳥の天ぷらのことで歯触りよく、カラリと揚げた天ぷらの中からジュワ～と鳥の旨味がこぼれ出す。大分県出身の店長ご夫婦が食べ慣れた味を再現しようと始まった一品で、オープン当初より店の看板メニュー。大分県出身者には懐かしく、他県者には鳥の食べ方新発見的な味わいにファンは多く、週3回の勢いで通うお客さんもいるのだとか。そしてもう一つの大分の味が「琉球」。青魚を特製醤油ダレにつけ込んだ大分の郷土料理で、ランチでは、どんぶりにこの琉球とトロロをのせ、さらりといただく。その他のメニューはパッタイ（780円）やヤムウンセン（680円）などのタイ料理や宮崎名物のチキン南蛮（680円）、冷製パスタ（720円）など多彩。
また、ルドゥーではお客さん同士の交流が広がっている。メンバーになる条件はただひとつ。チーム名「ヨダキーッス」の言葉が理解できること。ヒントは大分の方言にあり！
福岡市中央区天神１−１５−３
092-713-1608
＜営業時間＞11:30 ～14:00、17:30～OS23:00
＜休み＞日曜※ランチは土・日曜
＜料金＞とり天（520円）、チキン南蛮タルタルソース680円、おまかせコースお一人様2100円、（ランチ）とり天定食680円、琉球とろろ丼780円
