1年中でいちばん、頬にあたる風が気持ちいいこの季節！ あ～気分がいい→ドライブしたいな→ちょい遠出するか→ 海もいいね～、けど泳ぐにはまだ早いし→しかも旅気分も味わいたい！…と、そんな明快な思考回路の人(がいるかはおいといて)に勧めたいのが、北九州市・門司区だ。
なかでも、海から吹く風がどこか異国の地を感じさせる門司港レトロ地区。かつて国際貿易港として栄えたこのエリアには、九州で最も古い木造の駅舎として知られるJR門司港駅や旧大阪商船など、古い建物や街並みが 洋 の情緒を漂わせ、それに、今年5周年を迎えた門司港ホテルやショッピングを楽しめる海峡プラザ、関門海峡を一望できる門司港レトロ展望室などの新しい建築物がうまく融合している。4/26には関門海峡の歴史や文化をテーマにした新感覚のミュージアム「海峡ドラマシップ」が誕生、話題を集めているのはご存じだろう。
そしてさらなるネオ文明開化の動きか、港から少し離れたエリアにも最近面白いスポットが登場した。地元からアートを発信しようという試みで「門司港アート村(Tel.093-322-1235)」が開村。庄司町の旧小学校の空き教室を芸術家・工芸家たちに提供し、アトリエとして活用してもらうほか、もちろん一般の人も見学できるようになっている。また谷町にも、三角屋根の洋館を改築して「カボチャドキヤ国立美術館(Tel.093-331-5003)」が開館した。カボチャをテーマにしたというかわいい美術館で、カボチャの虜になった名物館長が出迎えてくれるぞ。
旅気分にイベント気分も加えたいなら、ゴールデンウィークの「門司港・レトロフェスタ」を狙ってはどうだろう。ダンスや大道芸のほか、この地を発祥とする バナナの叩き売り の軽快な口上も目の前に見ることができる。5月末には「門司みなと祭」が開かれ、華やかなパレードが街を練り歩き、門司区一帯がお祭りムードに包まれるのだ。
レトロとモダンの共存する町・門司。ゆっくりと自分を振り返りながら新たな活力を補充しに出かけてみては。
門司港・レトロフェスタ
＜日時＞5月3日(祝)～5日(祝）
＜場所＞門司港レトロ地区一帯
＜問合せ＞ 093-332-0106(門司港レトロ倶楽部)
門司港レトロ倶楽部 http://www.qbiz.ne.jp/retro/
門司みなと祭
＜日時＞5月24日(土)～25日(日）
＜場所＞ 門司区一帯
＜問合せ＞ 093-321-2381(門司みなと祭協賛会事務局)
門司港レトロ地区までのアクセス
JR／JR小倉駅→(在来線普通 約15分)JR門司港駅
車／九州自動車道 門司I.C.より8分・北九州都市高速道路 春日I.C.より5分
