大牟田市


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近代化遺産が点在・大牟田の魅力

炭坑町の繁栄を今に受け継ぐ
 1721年に石炭採掘が始まり、その後1997年までの約300年間。大牟田市は炭鉱の町として、県南部に止まらず近代日本の発展に大きな影響を与えてきた。市内には当時の面影を語る建物や施設が数多く残され、そこかしこに明治期の面影を感じることができる。その一つが三井港倶楽部。上級船員用の宿泊施設として1908年(明治41)に建てられた木造2階建ての木骨様式で、現在は敷地の外から外観を望むことができる。その他、旧長崎関税三池支署や旧三川電鉄変電所など、市内には当時の繁栄を思わせる建物が点在。また、大牟田石炭科学館(0944-53-2377)では、坑内をイメージしたダイナミックトンネルや石炭の歴史を語る映像、明治期の暮らしを伝える展示物などで町の歴史にふれることができる。石炭とともに歴史を刻んだ大牟田市ならではの重みある展示物だ。
 さらに石炭に並ぶ街のシンボルといえばカルタ。ポルトガル人の影響から16世紀末に大牟田市で初めて作られ、全国へと広がっていったのだとか。三池カルタ記念館では貝形源氏歌カルタや天正カルタなど、常設300点、収蔵10,500点の鮮やかなカルタが保管されている。

■大牟田市のイベント
大蛇山港まつり/7月23日・24日
 まるで龍のような大蛇が10m以上の山車となり市内を練り歩く迫力の夏祭り。市内には神が宿る六山の大蛇山があり、祭り当日は勇ましい表情を持った山車が練り歩く。見どころは日の落ちた午後9時30分頃。2つの大蛇が一斉に火の粉を巻き上げながら競演する姿は勇敢そのもの。最後は無病息災を願う山くずしによって祭りのクライマックスを迎える。

■チェック
道の駅「大牟田」花ぷらす館
 九州自動車道南関インターより車で約10分、周囲の緑に映えるガラス張りの建物が花ぷらす館。館内には焼き立てのパンや地元の食材を使ったレストラン、有明地域の特産品やガーデニングショップなど、花と緑をテーマに展開している。また、館内に咲き誇る植物、ガーデン展示室の花飾りも見ごたえあり。

道の駅「おおむた」花ぷらす館
住所>>大牟田市四箇新町2-1
電話>>0944-50-1187
時間>>9:00~18:00(レストラン10:00~18:00)
定休日>>無休

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