Thunder Bar


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何事もてげてげに… 単純に旨い焼酎を飲む

 日に平均4合~5合。ここ30数年、焼酎を一筋に呑み続けているという筋金入りの焼酎呑み、店主の谷山さん。焼酎の里・鹿児島で生まれ育ち、幼い頃から当たり前に、まるで水のような存在としてふれてきた彼にとって焼酎は、特別なモノではなく、ごく身近な飲み物だ。ただ単純に呑みたいから、好きだから、毎日口にする。そんな谷山さんにとって、次々に新種が作られ、数万円の瓶が持てはやされる昨今の焼酎流行はどこ吹く風。店に並ぶ約450種類の焼酎は何十年も地元の人に愛され、変わることなく当たり前に作られてきた焼酎が中心だ。もともと「どのみち毎日呑むなら外で呑むより自分の店でとことん呑めばいい」という思いで始めた店なだけに、ここでは店主も遠慮なく、呑みたい酒を存分に呑む。
「とにかく美味しく呑むことが一番。大衆の酒だったわけだし、蘊蓄ならべるのもいいけど、単純に旨いから呑む。ただそれだけですよ。何事も“てげてげ”に。ハハハッ」と、鹿児島弁で「適当。アバウトに」を意味する言葉を口にしながら笑う。客側も店で呑むというよりは、むしろたくさんの焼酎を持った友人の部屋で呑むという感覚に近いのかもしれない。サンダーバードや鉄腕アトム、鉄人28号など、昭和30年代に活躍したアニメキャラがますます部屋感を演出する中、今日もまた旨い焼酎が呑み交わされる。

ここに並ぶ焼酎の約8割が鹿児島産。どれも谷山さんのお気に入りだ。

昭和30年代に活躍。店内には懐かしアニメキャラのフィギュアが並ぶ。

運が良ければ三線の音を聴くことができる


福岡市中央区舞鶴

<住所>福岡市中央区舞鶴(店主の希望により住所はここまで。ヒントは交差点近くのビル2F。たどり着けたナウ読者は大歓迎だ!)
<電話>ヒ・ミ・ツ・(店主の希望により)
<営業時間>8:00頃~2:00頃
<休み>日・祝(旅に出ていない日もある…)
<料金>チャージ600

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